皆様こんにちは。
グラフィックデザイナーの江村です。
先日表参道に行った際に、crayonhouseという絵本屋さんへ寄りました。
以前卒業制作で、絵本を作ろうと思っていた(実際は違う事をやりました)時に、
見つけたお店なのですが、久しぶりに行って素敵な出会いをしてしまいました。
ヨシタケ シンスケさんというイラストレーターさんが描いた絵本なのですが、
これが大人もぐっとくるいい絵本なのです!
どちらも素敵なのですが、今回は【りんごかもしれない】を簡単にご紹介します。
【りんごかもしれない】
「あるひ がっこうから かえってくると……
テーブルの うえに りんごが おいてあった
……でも……もしかしたら
これは りんごじゃないのかもしれない。」
という導入で始まり主人公“ぼく”が、このりんごはもしかしたら…と、
様々な想像をしていくお話です。
「じつは かみのけとか ぼうしが ほしかったのかもしれない。」
「ほんとうは ほかのものに なりたかったのかもしれない。」
「じつは なにかの タマゴかもしれない。」
さらには「こころが あるのかもしれない。」
などなど、“ぼく”の想像は止まりません!
僕自身も小さい頃はそうだったのかもしれませんが、
だんだん大人になり、知識を持つにつれて薄れていた
無限大の想像力がたくさん詰まった絵本です。
特にデザイナーという職業は、何かを決めつけたり頭が硬くなってしまうと、
いいアイディアも出てこなくなるので、忘れてはいけないことだと思います。
お子様へはもちろん、ご友人・知人へのプレゼントにもとてもオススメな1冊、
でも、そのまえに是非一度ご自身でも読んでみてください。
クスっと笑えて何か懐かしい気分にさせてくれる絵本です!
2015年5月14日 | スタッフ: