webデザイナーの三宅 です。
節分が近くなり、店先では節分豆や鬼のお面を見かけるようになりました。
「鬼」のデザインというと、まず連想するのが頭から生える「角」と
「虎柄の衣装」ですが、この「角」は牛の角を指しているそうで、
牛と虎…丑寅は鬼が出入りするとされる「鬼門」の北東に由来しているのだとか。
厄災に象徴される鬼門の漠然としたイメージから牛と虎という
馴染みやすくわかりやすい形を連想した先人の知恵は面白いですね!
優れたデザイン的なアイディアだと思います。
他にも、節分には欠かせない豆も「魔滅(まめ)」に通じ、
無病息災を祈る意味があるのだそうで、
いずれも、身近なものに意味を込めて厄を払い幸せを願うところから
今よりずっと生きる事が難しかった昔にとって厄災は身近な事で、
そういったものに対する意識も現代では計り知れない位に
大きかったのでしょう。
そんな背景を知ってからか、改めて節分の奥深さを感じ、
今年は久しぶりにしっかり豆まきをしようと思いました。
2014年1月29日 | スタッフ: