こんにちは!web担当の尾花です。
クリスマスも過ぎ、もう一年が終わります。早いものです。
私も弊社にてこの仕事を初始めて1年が経ちました。
美大もweb系の専門学校も出ていないため。デザインの分野でアカデミックなことを語るのは難しいのですが、このタイトルならばお話できるかとテーマを立ててみました。
少しリラックスした回になりますのでお茶でも飲みながら…
「自然が作り出したデザイン」と言えば何が浮かびますか?
自然工学?建築学?黄金比率?いえいえ…
そのどれでもなく、ただ自然をモチーフにしたデザインが好きなのです。
個人的に好みや思い入れがあって目に留まるようなフォルムのデザインをご紹介します。
第一回は「Appleのロゴマーク」です。
デザイナー大津がすでに取り上げられていますが、私はこのロゴの由来からお話していきたいと思います。
Appleのリンゴ、そもそも米Apple社の名前の由来をたまたま話題にしたのは、「Appleってそもそもジョブズ氏がビートルズが好きで影響を受けて名前をつけたんでしょ」とビートルズ大好きな夫から聞いたことがきっかけです。
ビートルズはApple Corps(アップル・コア)という名で創業し、アップル・レコードを出しています。いやいや、そんなことをしたら訴えられるでしょう!
…と思い調べてみたところ、やはり訴訟になっておりました。
いったんは両社共に名称とロゴの商標契約が結ばれたものの、最終的に和解したのは2007年。だいぶ最近の話ですね。
ちなみに「Macintosh」という製品の名前も開発チームの方の好きなリンゴの品種名から着想したのだとか。どれだけリンゴが好きなんだろう!
そんなAppleのリンゴのロゴマークですが、一口かじっているのも同様に様々な憶測や論争があったようです。リンゴをかじるイコール知恵という禁断の果実を食す、知恵のある実のように革新的であるとか。
それも実はシンプル、ただの丸い果物だけでなく「リンゴ」に見えるシルエットにしたかった、だけとのことです。
ロゴマークを考える時、弊社のデザイナーさん達は細部まで意味付けし、とてもこだわって作られますが、シンプルに想いが伝わるよう余計なものは何も入れません。
Appleのロゴマークや社名のシンプルさはそのようなこだわりとはまた違った、すごく単純明快で好きなものを好き!会社名にしてしまうほど好き!といった爽快なイメージを感じました。
現在お馴染みのiPhoneなど、創業当時のAppleイメージは現在GAFAと呼ばれるように単なるIT企業ではなく時代と共に変化していますが、このリンゴのロゴのシンプルさのように、愛着のある存在でいてほしいですね。
ところで、Apple製品を購入した時についてくるあのリンゴのシールはどうしてますか?私はどこにも使えず、机の引き出しにそっと閉まったままです。
2019年12月27日 | スタッフ:尾花, 自然が作り出したデザイン