こんにちは、デザイナーの大津です。
一段と寒くなり、年末らしくなってきましたね。
私は先週、一週間おやすみをいただきまして、
トロント〜ボストン〜ニューヨークを巡ってきました。
北米周辺は雪が降っているので、
雪掻きをしたり、スケートしたりと冷え冷えの休暇を過ごし、
非日常を味わったり、アートを見たりと大変良い休暇でした。
さて、これから何回かに渡り、
<細部まで魅せるブランドのこだわり>
というテーマにて連載をしていこうと思います。
人気のブランドというのは、
骨の髄までブランドの世界観が染み込んでいるので、
指先まで見たとしてもそのブランドらしさが発見できるものです。
統一された世界観が細部まで作り込まれていれば
よりブランドに魅了されやすく、ファンも増えやすいと言えるでしょう。
そこで、これはブランドらしくて良いな〜と私が個人的に思った、
ブランドのディティール・こだわりを、こっそりご紹介しようと思います。
Appleの自動音声応答(IVR)
最初にご紹介するブランドは、
みなさまお馴染みiPhoneをリリースする<Apple>です!
職業柄もあり、Apple製品には大変長くお世話になっております。
(いつもありがとうございます…!)
Appleは次々と世の中を驚かせるプロダクトをリリースしたりと
他社とは一線どころか別世界を築いているクリエイティブなイメージですよね。
初めてiPhoneのパッケージを手に取った時も
肌触りをはじめ設計の美しさに惚れ惚れしたものです…。
(最近はAppleにお世話になりすぎて感動も薄れてきてしまったんですけどね笑)
そんなコアファンも多いAppleという大きなブランドですが、
最近私が感動したのがAppleの「自動音声応答(IVR)」です。
先日、とある質問をするためにAppleサポートへと電話をかけたのですが、
驚いたことに、担当者に繋がるまでの待ち時間に
3つのジャンルから好きな音楽を選んで、と言うのです…
…この粋な計らい、ご存知でしたか?
「自動音声応答(IVR)」というと、
電話の窓口を振り分けるために使用されることが一般的ですが、
Appleはその特性を生かして、
電話の繋がらずイライラしている?であろう顧客心理を
柔らかくほぐす役割を取り入れたのかもしれないですね。
実装するには資金も手間もかかるのですが、
このような施策を敢行するAppleのクリエイティブさに脱帽です。
ちなみに私は「3」のジャズを選択したのですが、
その瞬間にサポートの方に繋がってしまい、
実際にどんな曲が聴けたのかは知ることができませんでした…
対応の早さも素敵ですね!!
2019年12月11日 | スタッフ:大津, 細部まで魅せられるブランドの表現