こんにちは。web担当の吉村です。
今日は日本の風習と、現代のコミュニケーションの方法の両方に着目した、
とても興味深いキャンペーンのご紹介をさせていただきます。
みなさん、レッドリストはご存知でしょうか。
IUCN(国際自然保護連合)により発表されている、世界の絶滅のおそれのある動物をリストアップした「レッドリスト(正式名称:絶滅のおそれのある種のレッドリスト」。
実に約2万種もの野生生物がリストアップされているそうです。
わたしもリストの名前は聞いたことがあったのですが、リストアップされている生物の種類の多さには驚きました。
お恥ずかしながら、有名なパンダや象、トラ以外にぱっと思いつかないというのが正直なところです。
そんななか、WWF(世界自然保護基金)の日本支部(WWFジャパン)が、6月26日より開始したサービスが「WITH STAMP(ウィズスタンプ)」です。
ページにアクセスすると、中央の真っ赤なロゴ、サバンナを思わせる景色に赤いシルエットの動物たちが印象的です。
こちらの入力フォームに苗字を入力しOKを押すと…
なんと入力した漢字の一画が動物のシルエットになった丸いアイコンが表示されます。
そのシルエットこそ、レッドリストに掲載されている2万種の動物の中の1種とのこと。
ページで作成した丸いアイコンはダウンロードすることができ、SNSのアイコンなどに使用可能です。
ちなみに、わたし「吉村」は「インドガビアル」というワニでした!
口が細くてひょうきんで可愛らしい見た目です。
既に絶滅レベルはものすごく危険な「CR」だそうで、初めて知ったのになんだか悲しい気持ちになりました。
ページには、SNSへのシェアボタンが実装されており、
ゲーム感覚で投稿できるのが現代のプロモーション事情も考えられていますね。
実際わたしもSNSで見かけ、連鎖的に広まっていく様子をみました。
また、このキャンペーンの最大の魅力は「作成した画像の印鑑を実際注文できる」ということ!
さらに、購入金額2000円(現在15%オフで1700円とのことです!)のうち、購入金額のうち600円分が、WWFの環境保全活動に寄付され、
チャリティーとしての機能も兼ねているこのキャンペーン。
日本の印鑑を利用する昔からの文化、SNSの拡散力を利用して周知を図るという、古きも新しきも取り入れた、素敵なキャンペーンですね。
現在、あまりに話題なので、印鑑の注文が殺到しているそう。
つまりはそれほどにチャリティーに参加されている方がいるということで、素晴らしいなと感じました!
注文から1ヶ月かかるそうですが、もしご興味がありましたら、ご自分の名前を入力してみてはいかがでしょうか。
2017年7月4日 | スタッフ:吉村