こんにちは、web担当の草場です。
もう会期が終わってしまった展示の話で恐縮なのですが、、
先日、「無印良品と明和電機をくらべた展 ナンセンス計測のこころみ」に行ってまいりました。
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明和電機社長の土佐信道さんの芸術的インスピレーションから形作られる
「ナンセンス(超常識)」な明和電機作品の構造を読み解くため、
「コモンセンス」な、すなわち本当に必要な良い物のために、
多くの人々によって吟味されてきた無印良品の商品が並置される。
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というのが本展示の主旨でした。
一見相反する製品を見比べていくのは、純粋にとても面白かったのですが、
私が一番興味を惹かれたのは、ボードに書かれていたこの文章。
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「Refine」と「Vary」は相対する精神ですが、無印良品も明和電機も、この二つの精神を組み合わせてモノづくりを行っています。
まずはじめに複雑なものをそれ以上けずることができない素材や形状、コンセプトにまで「Refine(精錬・精製)」する。
そののち、あらゆるものにその原理を応用して「Vary(多様化)」する。
これは無印良品と明和電機だけでなく、日本人のモノづくりに共通する精神ではないかと思います。
この精神は形にも現れるので、無印良品と明和電機の製品を比較すると、どこか似ている部分があります。
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「Refine」と「Vary」の工程で、考えに考えられて作られた製品だからこそ、
どちらもユーザーに「なるほど」と思わせる面白さがあるんですね。
一部文章を以下サイトからお借りしました。
https://numero.jp/news-20170715-muji/
2017年9月5日 | スタッフ:草場