こんにちは。web担当の吉村です。
以前にも少しブログに書かせていただいたのですが、
私は、文房具をみたり集めるのが、ささやかな趣味のひとつです。
(そのおかげで使いもしないボールペンやらマスキングテープやらが
引き出しの中に詰め込まれているのですが…笑)
ボールペンのグリップ、鉛筆の太さ、それぞれの工夫がすばらしく、
私にとって文房具売場は小さな博物館なのです。
突然ですが、みなさまは『消しゴム』と聞くと
いったいどんなデザインを思い浮かべますか?
形は?色は?スリーブのデザインは?
様々な『消しゴム』がある中で、
おそらく日本の多くの方がイメージするのは、
「四角くて白い、スリーブの色が青・白・黒でMONOとアルファベットが入っている」
あの消しゴムではないかと私は思っています。
そんな中、先日、株式会社トンボ鉛筆が発表したのが、左上の画像の『文字なしの消しゴム』です。
いつもの消しゴムのようで、どこか違う。
『MONO』の文字がないのです。
まるで間違い探しのようですね!
文字がないのにはこんなワケがありました。
「試験会場での所持品や服等に文章や英文字等がプリントされたものを制限する表記が受験上の注意(センター試験)にあることから、文房具選びで苦慮している受験生に対応しました。」
スリーブの模様が受験の持ち物に引っかかってしまう経験、私も聞いたことがあります。
受験生たちの長年の悩みが、こうしてデザインに反映され、商品となったのですね。
このデザインは、商標の新しい保護制度において、
第一号「色彩のみからなる商標」として登録されたそうです。
青白黒のモノストライプのみでも「MONO」の消しゴムであるという
まさに色だけで成立するデザイン、ブランド力が世間に浸透している証と言えます。
手のひらサイズの小さな消しゴムですら、使う人の事を想い、デザインが施されているということ。
普段、WEBのコーディングを主に担当している私ですが、
デザインの持つブランド力と、その可能性に改めて感動いたしました。
『文字なし』の消しゴムは、8月18日(金) 全国の文房具店と文具コーナーにて
取り扱いがはじまるそうです。
みなさまもぜひ、何かのきっかけで文房具売り場を通りかかる事がありましたら、
ちょっとだけ気に留めてみてはいかがでしょうか。
画像は下記よりお借りいたしました。
文字なし「モノ消しゴム」発売 受験生が心配なく持ち込める文字なし文具 | 株式会社 トンボ鉛筆
2017年8月15日 | スタッフ:吉村