こんにちは。web担当の吉村です。
突然ですがみなさま、『新しい青』をご存知ですか?
2009年に米オレゴン州立大学の研究室のオーブンで化学物質を加熱していた際、偶然発見されたそうで、完璧に近い鮮やかな青い色とされています。
画像をみてもはっきりとしたブルーが印象的ですね。
新たな青い色素が作られたのは、1802年にコバルトブルーが発見されて以来とのことで、イットリウム(Y)、インジウム(In)、マンガン(Mn)の元素記号を組み合わせて「YInMnブルー」と呼ばれています。
読み方はイン・ミンブルーです。響きが可愛らしいですね。
異常に高い近赤外線反射率を持つことから、きれいな青い色に見え、時間の経過に伴いあせてしまう従来の群青色の顔料と違い、色が長持ちするそうなので美術修復の観点からも注目が高いそうです。
色々と期待に胸が膨らみますが、まだ発見されたばかりですし、実物のイン・ミンブルーを見るのは当分先かな〜なんて思っていたところ、クレヨラ社からこの新しい色素をクレヨンの青として採用することが決まりました!
更にはこの青色の名称が募集中とのこと……!
私としては、音の響きがかわいいですし、イン・ミンブルーのままでいいのでは?とも思うのですが、公募で集まったいろいろな案をみているのもなんか楽しいです。
クレヨンが発売されたらぜひゲットしたいなと、今から楽しみです。
画像は以下よりお借りいたしました。
Licensing agreement reached on brilliant new blue pigment discovered by happy accident | News and Research Communications | Oregon State University
2017年5月23日 | スタッフ:吉村