初めまして
アシスタントディレクターの菊池です。
先日、三井記念美術館で開かれていた
「特別展 錦絵誕生250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展
春信一番!写楽二番!」
へ行ってきました。
そもそも錦絵と浮世絵の違いとは・・・
「錦絵」は江戸時代に確立した浮世絵版画の最終形態。
「浮世絵」は絵画のジャンル。
「浮世」という言葉には「現代風」という意味があり当時の風俗を描く風俗画。
草創期の浮世絵版画は黒板で摺られた「墨摺り」でしたが、
やがて浮世絵師の鈴木春信を中心とするグループにより、
多色摺木版画の新しい技術が考案され、錦絵が生み出されたそうです。
女性の姿を描いた絵には妖艶さがあり、日本特有の色気を醸し出している。
風景画も含めそれぞれに味がある。針先で描いたように綿密に計算された構図。
昔の人たちの技術の高さを感じます。
当時にタイムスリップし浮世絵師達にお会いして、
どうゆう人間だったのか知りたいものです。
個人的に好きなのは歌川国芳で、常に数十匹飼う無類の猫好き。
遊び心があり浮世絵の枠にとどまらない斬新なデザイン力がとても魅了的です。
今回の展示会は終了してしまいまたが、
8/1(土)~8/30(日)まで横浜のそごう美術館で「歌川国芳展」が
開催されていますので、皆様是非足を運んでみてください。
私も行こうと思っています!
2015年8月22日 | スタッフ: