TREND REPORT「コロナ禍でますます求められる社員の人柄・社風を伝える採用WEBサイト」
2021/06/04
2020年、コロナウイルスの感染拡大により各所で大きな影響がありましたが、採用活動もそのひとつ。
これまで一般的だった対面での直接面接は難しい状況になり、オンライン上での採用活動が広く普及しました。
直接会えない、見ることができない。実際に見て感じる印象・雰囲気は、どうしてもオンライン上では読み取りづらく、応募者数の確保や求める人材とのミスマッチなど大きな課題にもなっているようです。
企業側と求職者の「イメージのずれ」は、避けたい要素です。
思っていたのと違うなど、すぐに辞めてしまうといった要因にもなりかねません。
社員の人柄や社風は多くの就活生が知りたいポイントである一方、伝わり切っていないというアンケート結果も出ています。
会社の理念・仕事に共感してくれる人と巡り合うためには、
企業側からのコンテンツの発信がますます重要となっているといえます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000041581.html
当社でも採用面での課題を感じ、ご相談いただくお客さまは多いです。
今回は、その取り組みの一環でWEBサイトリニューアルをおこなったお客さまの事例をご紹介いたします。
尾崎建設株式会社
高知県高知市にあり、土木工事を中心に地域の社会インフラ整備を行う、尾崎建設株式会社。
1924年創業、間もなく100周年という歴史ある会社です。
当社にはロゴのリニューアル制作のご依頼からお付き合いが始まり、現在は会社全体のブランディングデザインのお手伝いをしています。
その一環で、2021年2月にWEBサイトリニューアルをしました。
以下のご要望を受け、WEBサイト内の採用ページに社長メッセージ、求める人材、先輩インタビューのページを設けました。
・伝統と革新を伝えたい
・経験や学歴問わず、さまざまな人に来てもらいたい
・現代の就職活動に合わせた見せ方、やり方
間もなく100周年を迎える企業の伝統、変化を恐れず積極的に新しいことに挑戦している尾崎建設さま。
土木の業界でかつて「3K(きつい、汚い、危険)」といわれていたイメージとは異なり、社員の方々の生活の安定や向上を図るために、常により良い環境づくりに取り組まれています。
そんな会社の取り組みや社員の皆さんの実直さ・真面目さなどを表現するために過度な表現はせず制作。
幅広い職種での先輩インタビューを実施・掲載、現地で撮影した写真を効果的に使用するなど、入社後のイメージがしやすいようなサイト作りを心がけています。
2021年2月公開後、お客さまの周りからの反応も好評価とのお声をいただいています。
採用ページには新しいコンテンツ追加を予定しており、
WEBサイトを利用した採用活動は今後本格的に稼働する予定ですが、
すでにサイトをじっくり読んでくれた人からの問い合わせがあるなど反響もあるようです。
株式会社マルヨシ
三重県鈴鹿市にあり、企業を中心とした作業服のクリーニングなどを主な事業とする、株式会社マルヨシ。
2020年に創業60年を迎えられました。創業以来変わらず、日々研究・トライすること、一層の品質向上、地域社会に貢献することを大切にされています。
創業以来業績は好調でしたが、会社の成長と共に大きく2つの経営課題(以下)に直面するように。
・企業の印象、見た目と中身にギャップがあること
・人材採用がうまく進まないこと
統一した「マルヨシらしさ」を伝えるため、ブランディングデザインの取り組みを始めました。
社名やロゴの変更を経て、WEBサイトのリニューアルも実施いたしました。
(詳しくはこちら)
WEBサイトには採用情報ページを設置。社長からのメッセージや求める人物像、先輩社員のインタビューを掲載しています。
また、会社の仕事を伝える動画も制作。仕事環境や、テキパキと業務をこなす様子など…動画は、文字や写真だけでは伝えづらいポイントを伝えてくれる効果があります。
マルヨシさまではブランディングに取り組み2年以上が経過しました。
社名変更・ロゴ・WEBサイトをはじめとするデザイン変更に伴って、採用面でもうれしい成果があったようです。
求人募集をしたところ、能力があり、求める人材に相違ない人たちが集まりました。
以前は新聞を利用して求人をされており、応募者はアナログな人ばかり。
新しいことに興味を示さなかったり、
勉強せず情報のアップデートを積極的にしない人たちが多く、
面接していても物足りなかったと言います。
しかし、ブランディングが進む中でネットの求人サービスを利用したところ、知識や経験も多様な人からの応募があり、応募者数はこれまでの5倍以上に。
書類選考後、25人と面接を実施し、結果5名を採用されました。
ブランディングに取り組み、会社の中身と見た目を整えたことで、
課題であった人材採用の問題も解決することができました。
【Texted by】
MIZUHO OGURA( assistant director )
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