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「セキュリティ保護なし」と出ているWEBサイトにアクセスしても大丈夫ですか?

2021/12/14

URLを入力するアドレスバーに「セキュリティ保護なし」と表示されているWEBサイトをご覧になられた方からのご質問です。

「セキュリティ保護なし」という表示、とても不安に感じますよね。


今回は、そのような表示のあるWEBサイトについてご説明します。
あまり気にしていなかった!という方にこそ、ぜひ知っておいていただきたい内容となっておりますので、よろしければご覧ください。

クレジットカード情報や個人情報を入力しないなど、閲覧するにあたって注意が必要です。

「セキュリティ保護なし」と表示されているのは、SSL/TLS*対応していないWEBサイトということを表しています。

*SSL(Secure Sockets Layer)/TLS( Transport Layer Security )とは

いずれもインターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み(プロトコル)です。個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号化して、サーバ~PC間での通信を安全に行なうことができます。

(引用:SSL/TLS-総合解説サイト

つまり、SSL/TLSに対応していないWEBサイトでは、通信中に情報の盗用や改ざんなどの恐れがあるということです。そのため、クレジットカード情報や個人情報を入力しないなど、注意して閲覧をする必要があるのです。

以前は、WEBサイトの中でも個人情報を入力する問い合わせフォームやショッピングサイトの会員登録ページなど一部のページをSSL/TLS化するのが一般的でした。
しかし、昨今はWEBサイト全体に対してSSL/TLS化対応をしていないと、WEBブラウザ上で警告が表示されるようになり、対応が必要となっています。


実際のブラウザの警告表示例

ブラウザにより表現は少々異なりますが、以下のように表示されます。(2021年12月時点)

▲Microsoft Edgeの警告表示例 ▲Google Chromeの警告表示例 ▲Firefoxの警告表示例

Firefoxでは、鍵マークをクリックすると「安全ではない接続」と表示されます。

WEBサイトを運営されている方は、自分のWEBサイトが「セキュリティ保護なし」と表示されていないかチェックしましょう。

閲覧者が不安を感じる要素はマイナスのイメージにつながりかねません。
SSL化することで得られる効果は、他にも以下があげられます。

<常時SSL化のメリット>

・WEBサイトのセキュリティ向上
通信内容の盗用や改ざん、なりすましなどが防ぐことができます。

・WEBサイト表示の高速化
次世代プロトコルの利用により、通信が効率化されることにより表示速度も速くなります。

・SEOへの影響
検索エンジン最大手のGoogleが検索順位を決める要素の1つとして決定したことを公表しています。

・アクセス解析の精度向上

(参考:JPDirect

導入・維持に費用はかかりますが、導入のメリットは大きいといえます。
レンタルサーバによっては、無料オプションとして独自SSLを提供しているものもあり、その場合は費用の軽減も可能です。
導入いただくことをおすすめいたします。

また、合わせて、自社サイトが古いまま放置されてしまっていないかご確認してみてください。
せっかくWEBサイトがあるにも関わらず、ビジネスチャンスを逃しているかもしれません。
なぜ放置していると危険なのか?をこちらでご紹介しています。

せっかくの自社サイト、損をしていませんか?改善のカギとは… →

【Texted by】
ATSUKO MURAKAMI( producer )

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