経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE(デザインエイエムマガジン)

第11回【吟味する】他人の頭になって見直す

2025/06/03

こちらの特集では、
弊社代表の溝田 明による著書『本質を一瞬で伝える技術』を
一部抜粋し、そのノウハウをご紹介してまいります。

見えにくい本質をつかみ、
一瞬で伝わりやすく表現することを生業としてきた
デザインエイエムだからこそ、お伝えできることがあります。

ぜひ本質を見抜き、一瞬で伝える思考法のヒントにしていただき、
皆さまのビジネスにお役立てください。

Chapter5 吟味する
Lecture21 他人の頭になって見直す

<POINT>
1つのことについて考え尽くしたとき、私たちは誰よりも詳しくなっている。そして客観性を失う。時間をおいて、もう一度詳しくなかった頃の自分を取り戻す。

「受ける印象」と「キーワード」の答え合わせをする

目指すものが完成したら、まずはその場から離れましょう。
パソコンで作業していたのなら、席を立って。カフェに行ったり、散歩したり、運動したり、映画を観たり。徹夜続きで疲れているなら、まっすぐベッドへ。時間がないなら、5分でもかまいません。風にあたったり、歩いたりして熱くなった頭を冷やします。あるいは別の仕事をするのも手です。

なぜか?
ここまでにじっくり対象を観察し、多くのアイデアを出し、それについて考えつくしたつくり手は、いわばツウです。もはやマニアといってもいい状態。 何も知らない人の視点からはかけ離れています。
そこで、つくったものと距離をとることで、自分がつくり手であることを一時的に忘れるのです。かけた時間も、こだわりも、愛着もすべて忘れ、ゼロに。
そして、届けたい相手の目線になりきったとき、いろんなことができるようになります。

たとえば、「答え合わせ」もその1つ。
つくったものを改めて見返したときに、自分が意図したキーワードを感じられるかどうか。たとえば、ロゴで自分が意図したものが、ちゃんと伝わっているかどうかをチェックできるのです。

著:溝田 明『本質を一瞬で伝える技術』 P.151〜P.152

新しい企画やデザインをする時のあるあるですね…!
客観的に考えられるよう、一旦離れて思考を変えてみる試みはとても良いですよね。
可能であれば、内容を全く知らない人に客観的な意見をもらっても良いかもしれません。

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