ひとつのロゴが出来るまで
2021/03/26
当社では、創業当初から
企業やサービス・商品の「ロゴ」の案件を多く担当してきました。
現在でも最も多いご依頼がロゴデザインです。
これまで手掛けてきたロゴの実績は500以上になりました。
当社HPにも実績を掲載してきましたが、
今回は普段お見せすることのない制作の裏側について
詳しくご紹介したいと思います!
それでは実際の流れをみていきましょう。
ヒアリング
お客さまからご発注いただき、すぐに制作には入るわけではありません!
まずはお客さまのことをよく知り、理解するためにヒアリングを行っています。
業界のこと、会社(商品・サービス)の思いや志、ターゲット、デザインのご要望など…
当社オリジナルのヒアリングシートを事前にご案内し、ご記入いただきます。
ヒアリングシートは、我々がお客さまのことを知るためだけではなく、
お客さまにも改めて自社や商品・サービスについて
振り返り考えていただく機会です。
そして、当社のアートディレクター・ディレクターが、
ご記入いただいた内容を元にお客さまから直接お話をお伺いする打ち合わせを行います。
単純に見た目をよくするわけではなく(かっこいい、かわいいなど…)、
思いや志をカタチにする。
この初回ヒアリングは、それらをデザインへ反映するための
大切な情報源として、非常に重きを置いているものです。
ヒアリングで伺った内容は、ディレクターから社内のデザイナーに共有。
ディレクターはお客さまから伺ったことだけでなく、
以下のようなことも細かく伝えるようにしています。
・業界
・競合相手
・お客様さまがどのような環境で、何を意識して働いているのか
・顧客はどんな方々なのか
など…
デザイン制作
さて、ここから本格的に制作のスタート!
社内のデザイナー3~4名が案出しに参加します。
複数名で案出しする理由は、
担当デザイナー1名で制作するよりも、より幅広い方向性の案が生まれ、
様々な可能性を探ることができるからです。
各デザイナーは100点ほどのアイディアスケッチを描き、
全部で300~400案ほどが出そろいます。
各自の案をプレゼンし、アートディレクターの判断のもと
案が絞られていき、最終的にお客さまへご提案するのは3案ほどになります。
実は、お客様にお見せすることのないたくさんのアイディアがここで消えていっているのです…!
絞られた候補はさらに様々な方向へ展開したり、各要素を合わせてみたり…
修正・チェックを何度も繰り返し、ご提案する「ロゴ」を形にしていきます。
ご提案
いよいよお客さまへのプレゼン!
ここでお客さまにはじめてロゴマークをご覧いただきます。
方向性の異なる3種類のデザインを、
カラーやタイポグラフィ(文字)のバリエーションとともにご提案します。
ご提案数を「3種類」としているのにも実は理由が。
あまり案が多すぎるとご判断も迷われてしまうからです。
実績のあるアートディレクターのディレクションの元
選定をしているので、ご安心してお任せください。
ご提案内容を気に入っていただき、
すぐに決定いただく場合も多くありますが、
その内容をベースにより具体的なリクエストをいただくことも。
この場ではじめてデザイン案を目にしていただくので、より具体的なリクエストが出てくるのは、ごく普通のことです。
修正がなければ、ご提案した内容でデータをご納品いたしますが、
リクエストをいただいた場合には、修正を反映し再度ご提案を行います。
この修正作業はお客さまにより工程や期間は変わる部分ですが、
当社では修正対応に関して2カ月内であれば回数制限は設けず対応しております。
ロゴは長く使うことで、
そのブランドが認知されていき、財産価値になっていくもの。
長く使っていただくために、
お客さまがご納得されるカタチでご納品したいと考えています。
(なので、もしも実際にお任せいただく機会があれば、気兼ねなくご意見をお聞かせください!)
ご納品
上記の工程を経ていよいよお客さまへご納品です!
このあと、名刺・封筒やWEBサイト等の他媒体のデザイン制作に入っていくことも多いですが、ロゴの制作工程はここまでとなります!
いかがでしたでしょうか。
普段なかなか知っていただく機会の少ないロゴ制作の裏側をお届けいたしました。
もし自社でロゴ制作をお考えの場合、この記事がご検討のヒントになれば幸いです。
【Texted by】
MIZUHO OGURA( assistant director )
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