【第1回】真摯なものづくりと、人の良さに触れて。「一員」として向き合ったユニコムブランディング
2026/09/04

ロゴのデザインの原点と、懸けられた思い
1981年創業の油圧専業メーカーで、幅広い油圧の知識を経験を強みに、一品一様の油圧ユニット製品を、すべて自社で一貫制作されているユニコム株式会社さま。
20億売上達成記念の節目にご相談いただいたシンボルマーク制作をきっかけに、ブランディングを担当しています。
企業の根幹を理解して表現したブランドの方向性は、社内外に力強く伝わっていきました。
今回はその中から、ロゴ制作にまつわるエピソードをデザインを担当したデザイナー・安武の視点からご紹介します。
立体的なデザインが好評
ロゴをデザインするにあたって、ヒアリングの社内共有から受けたユニコムの印象は、油圧という硬質で重厚なものと、柔らかにつながる人の縁という異なる2つの要素でした。
名前の由来も調和と競争という2つの要素。
自ずと何か2つのものが一体化しているイメージがデザインの原点でした。スケッチを重ねていく中で、フラットなものから立体へと形が見えてきて、UとCの面が見える立方体のデザインが出来上がったのです。
UとCをモチーフにしたラフスケッチ
立体とは面と面が支え合う力で強い構造を生み出します。
エネルギーを表す明るい黄色と誠実さの濃紺、調和と競争、2つの要素が互いに支え合って成長していくというコンセプトは、高く評価していただきました。
→完成したユニコムさまのロゴはこちら
ロゴ動画のチャレンジで得られたもの
新しいロゴを社内でお披露目するにあたり、デザインエイエムから「ロゴの選考プロセスや込められた思いをまとめた動画を制作しませんか」とご提案し、実現することになりました。
この撮影で、私は初めてユニコムの現場を拝見し、ものづくりに真剣に向き合う社員の皆さまの姿に触れたのです。
機械による大量生産の工場と違い、大きな鉄の塊や板からすべて手作業で作っていく様は圧巻で、「人がつくる」ということをとても壮大に感じました。
この動画の役割である、「経営陣が新しいロゴに込めた思いをしっかりと伝え、みんなの心をひとつにする」ということの重みを改めて痛感しました。
ロゴ選考の様子を再現した動画
プロジェクトを通して一つのポイントになったのは、動画とロゴお披露目の後、
「なぜこのロゴになったのか」
「どのような意味があるのか」
「会社がこれから何を目指していくのか」
といったことへの社内理解や共感の声をフィードバックいただけたこと。
大変貴重なご意見であり、私たちは共にブランドを育むパートナーとして、信頼を得られたと感じたのです。
実際に作ってくださった立体ロゴ
再び撮影に訪れた際、デザイナーとして感動したことがあります。
新しいロゴを実際に3Dで立体製作してくださったのです。
「さすが、ものづくりのプロ!」と思いましたし、何より新しいロゴに愛着を持っていただけたことが本当に嬉しく、ユニコムの皆さまの会社への思いが強いことを、深く胸に刻みました。
3Dプリンタで立体にしたロゴ(ユニコム制作)
次回は、「経営とは何か」という深い部分を学ばせていただく、大変貴重な機会となった「経営計画書」の制作についてご紹介します。
デザインエイエムについて
デザインエイエムは、
・事業や想いの整理
・強みや価値の言語化
・デザインを通じた社内外への伝え方の設計
といった領域を中心に、企業の取組みを支援しています。
まだ課題がはっきりしていなくても問題ありません。
「今の伝え方でいいのか分からない」「何から手をつけるべきか迷っている」
そんな段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。
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【Texted by】
安武 千尋(デザイナー)
コンセプトやプロセスを大切に、ロゴを始めブランディングの様々なデザインに「らしさ」を表現していきます。
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