【第3回】真摯なものづくりと、人の良さに触れて。「一員」として向き合ったユニコムブランディング
2026/09/15

事業を深く知ると、人の魅力も見えてきた
1981年創業の油圧専業メーカーで、幅広い油圧の知識を経験を強みに、一品一様の油圧ユニット製品を、すべて自社で一貫制作されているユニコム株式会社さま。
20億売上達成記念の節目にご相談いただいたシンボルマーク制作をきっかけに、ブランディングを担当しています。
今回はその中から、ユニコムの「5つの事業」を説明する営業ツールとしての動画制作にまつわるエピソードを、担当したデザイナー・安武の視点からご紹介します。
第1回目のロゴ制作に関するエピソードはこちら
第2回目の経営計画書に関するエピソードはこちら
事業を理解するためのヒアリング
数々の制作をお手伝いする中で、私が一番思い入れを持っているのが、ユニコムの「5つの事業」を説明する営業ツールとしての動画制作です。
これまでのお付き合いを通じて、経営方針や社風については深く理解していましたが、具体的な事業内容についてはまだ十分に理解できていませんでした。
そこで、まずは「事業を深く知る」ことから始めました。
事前アンケートをもとに、5つの事業部長の皆さまから直接ヒアリングを行い、業界のリサーチを重ねながら、一つひとつ構成案を練り上げていったのです。
部門ごとにターゲットやアピールポイントをまとめた、原稿の起点資料
働く一人ひとりを思い描いて構成を考える
構成を考える上で何より大切にしたかったのは、「単なるビジネスや設備の説明だけで終わらせない」ということでした。
そこに従事する「人」の顔が見えてくるような、血の通った動画にしたいと強く思ったのです。
ユニコムの本質であり、最も大切にしているのが「人」であると理解していたからこそ、決して機械的で事務的な内容にはしたくありませんでした。
現場で働く皆さまの熱量をそのまま伝えたい。その想いをまっすぐに届けるため、ナレーション原稿は私自身が想いを込めて書き上げました。
これまで撮影した写真を見ながらイメージをふくらませる
撮影の現場であらためて人の良さを痛感
実際の撮影では、本当に多くの皆さまのご協力をいただき、5つの事業それぞれに一人ひとりの想いが宿る、素晴らしい映像を収めることができました。
業務中で大変お忙しい中、リテイクにも気持ちよく応じてくださる姿勢に触れ、ユニコムの皆さまの温かい「人の良さ」をあらためて実感したのです。
また、お客さま先の現場での撮影シーンでは、長年培われてきた確かな信頼関係を目の当たりにし、BtoB企業ならではの奥深い魅力と底力を一層強く感じることができました。
作業の特徴を聞きながら捉えるところを確認していった撮影現場
想いと誇りが詰まった完成とフィードバック
無事に動画が完成した後、再び社員の皆さまからのアンケートを共有していただきました。それを拝見し、当初の狙い通りの成果が挙げられたことを実感し、胸をなでおろしました。
「5つの事業を顧客に伝える」という営業ツールとしての役割を果たせたことはもちろんですが、何より、社員の皆さま自身が自社を誇りに思えるような動画を生み出せたことが、デザイナーとして本当に嬉しく、私自身の大きな誇りとなっています。
「何かをつくる」というご依頼から始まることの多いデザイン業務ですが、「何をつくればよいか」といったご相談をいただける関係性にまで発展しているデザイナーとクライアントはごくわずかです。
理想なのは、クライアントとベンダーではなく、クライアントとパートナー。
まさにユニコムさんは私たちをパートナーと評してくださり、「ブランディングの力」を信じてくださいました。
信頼関係があるからこそ、事業についても深くまで関わることができ、結果的にブランディングは経営に寄与することができるのだと感じます。
まだまだ続く、ユニコムのブランディングプロジェクト。
明るい未来をめざして、ともに歩みを進めていきたいと思います。
デザインエイエムについて
デザインエイエムは、
・事業や想いの整理
・強みや価値の言語化
・デザインを通じた社内外への伝え方の設計
といった領域を中心に、企業の取組みを支援しています。
まだ課題がはっきりしていなくても問題ありません。
「今の伝え方でいいのか分からない」「何から手をつけるべきか迷っている」
そんな段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。
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【Texted by】
安武 千尋(デザイナー)
コンセプトやプロセスを大切に、ロゴを始めブランディングの様々なデザインに「らしさ」を表現していきます。
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