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[学校法人聖学院さま]120年受け継がれてきた想い。周年記念ロゴができるまで

2023/03/23

東京都北区にある学校法人聖学院さま。
幼稚園から大学院まで一貫して運営されており、約4,600名の生徒さんが通われています。 2023年に創立120周年を迎えるにあたり、弊社では周年ロゴを制作させていただきました。

聖学院さまは、周年記念事業の実行委員会を立ち上げておられ、弊社が事前にお送りしていたヒアリングシートに記載してあるロゴ制作のためのキーワードについて、メンバーの方々で議論を行ってくれていました。

皆さまで一体となり、120周年を特別なものにするために真摯に取り組まれていることが伝わってきました。

ヒアリングでは、周年事業を通して成し遂げたいこと、経営課題、教育についての考え方、ステークホルダーからの見え方など、学院に対する様々な想いを聞かせていただきました。
「他者のために生きる」や「伴走者」など、子どもの頃から相手を気遣う心や、先生が生徒に対等に向き合っている姿勢など、素晴らしい思想が浸透していることに感銘を受けました…!
お話のなかで、学院の一体化を目指していきたいという大きな志もお聞かせいただき、聖学院さまの大切な周年事業のお手伝いができることを大変ありがたく感じました。

今回のロゴ制作では、5名のデザイナーで取り組ませていただきました。
ヒアリングの際にお伺いしたキーワード「伝統」と「革新」。
120年もの間受け継がれてきた伝統と、未来へと向かって成長していく革新、この2つの側面をロゴデザインにどう取り入れるか。また、経営課題の解決につなげるためには、どう表現するのが良いか。先生や生徒さんはもちろん、多くのステークホルダーに対して、どんなデザインが響くのか… いくつもの方向性を出し合い、チームで話し合いを重ねながら、制作を進めていきました。

アイデアスケッチは各自100案。
その中でご提案したデザインのベースとなったスケッチの一部がこちら。

キリスト教を象徴するモチーフである葡萄の木やつるを用いて未来への成長を表現したり、オリーブや葡萄の実を7つ用いて7つの学校がひとつにまとまっていくことを象徴したり、聖学院さまの強い想いが伝わるような形に仕上げていきました。

ロゴのご提案では、広報部メンバー、広報センター長、大学の先生など5名の方にご参加いただきました。
「120周年以外でも使えそう」「地球という意味合いは広がりがあるね」など、各案に対して、様々な視点からご意見や印象を率直に話していただきました。
私たちにとっても多くの発見があり、大変貴重な時間になりました。

ご提案したデザインがこちら。

最終的に、こちらのデザインに決定しました。

平和の象徴であるオリーブと鳩をモチーフに用いた周年ロゴマーク。
7つのカラフルなオリーブの実は、聖学院の各校の校章カラーを使用しており、それぞれの学校を象徴しています。 十字架を囲む小さな鳩と大きな鳩は、それぞれ園児・児童・生徒・学生と教師の象徴であり、同じ目線で伴走する聖学院様の姿勢を表しています。

今年の10月に周年イベントを計画されている聖学院さま。
この周年事業を通して、聖学院さまの魅力が多くの方に伝わっていくように応援しています!

【Texted by】
ERI HIRAO( designer )

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