TREND REPORT「SDGs時代のパッケージデザイン」
2021/03/25
紙ストローの採用、プラスチック製ショッピングバッグやツール類の廃止、名刺をFSC 森林認証紙へ切り替えるといったニュースを、この1年くらいの間によく耳にするようになりました。
多くの企業がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で設けられた各ゴールに向けて取り組むようになり、さまざまな施策が始まっています。
その中で素材を切り替える、リサイクル・リユースしやすいかたちにするなど考えていかないといけないのがパッケージです。
人々が手にするきっかけをつくるものでもあるパッケージ。
こうした流れの中で、エコな素材とデザインのバランスをどう考えていくべきか。
当社にもそのようなご相談をいただく機会が増えてきました。
今回は進行中のプロジェクト、株式会社パートナーズの「BABY&ME」のパッケージデザインについてご紹介いたします。
お子さんを望むカップルのための医療機関用サプリメントやサービスを展開する株式会社パートナーズ
弊社では、2012 年より健康なお子さんの妊娠、出産を願う二人のためのサプリメントブランド「BABY & ME」のブランディングデザインを担当しています。
業界内では、コウノトリがモチーフのデザインが氾濫しているとのことを受け、シンプルなパッケージデザインで差別化を図りました。
カラーからあえてモノトーン(1色)に変更。
デザインをリニューアルしたことで、
”カラダに良さそう ”、
“ 以前は隠していたが、これで堂々とテーブルの上に置ける” など、
お客さまからも大変ご好評をいただいております。
新しい命のための環境づくりのための決断
「新しい命のための環境づくり」をスローガンとする企業として、パッケージデザインの変更を決断。
現在パッケージリニューアルプロジェクトを進行中です。
パッケージデザインの変更にあたって、サプリメントの品質確保は大前提です。
品質を保つために密閉度に問題がないかなど…素材や構造は慎重に検討を重ね、進行しています。
パッケージが変わったとしても、これまで築き上げてきた「BABY&ME]の世界観が変わらないようデザインの力が試されます。
【Texted by】
MIZUHO OGURA( assistant director )
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