経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE(デザインエイエムマガジン)

【STAFF VOICE】ディレクター業務との両立で取得した「中小企業診断士」。目指す姿はお客さまの10年後を見据え、長く寄り添えるパートナー。

2024/09/13

Interviewee

株式会社デザインエイエム
ディレクター
草場 有紗 ARISA KUSABA

10社以上の案件を同時に進行、デザイン提案までこなすディレクター

坂田まずは現在の業務内容について教えてください。

草場お問い合わせいただいたお客さまの対応や案件の進行管理が業務の中心です。案件ごとに、社内のデザイナーやWEB担当スタッフ、時にはお客さまと一緒にチームを組んで、その中でスケジュールの管理や進捗確認などを行っています。また機会は多くないですが、お客さまにロゴデザインを提案させていただくこともあります。

坂田ディレクター業務の傍ら、デザイン提案まで!幅広いですね。

草場デザインにもとても興味があるので、会社にお願いしてディレクター業務に余裕があるときはデザイン提案にも入らせていただいています。

坂田ディレクターとしては社内・社外問わずあらゆる方とのやり取りがありそうですね。

草場そうですね。私が窓口になってお客さまの状況をヒアリングして社内に落とし込んだり、こちらの進捗をお伝えし次の業務について確認したり…お客さまと社内を繋ぐ役割とでも言うのでしょうか。どちらも不安なく仕事が円滑に進むよう心がけています。

坂田現在はどのくらいの案件を担当されているのでしょうか?

草場15社ほど…ですね。

坂田15社の案件を同時に…!それぞれの状況を把握するのはとても大変だと思いますが、業務を進めるうえで何か工夫されていることや愛用ツールはありますか?

草場案件ごとにスプレッドシートを作成し、スケジュール管理や現状をチームメンバーがいつでも確認できるようにしています。あとは「Todoist」というツールを使ってタスク管理を行い、漏れが無いようにしていますね。特に動きの多い案件では、自分のタスクだけでなく他のチームメンバーのタスクも一緒に管理して、滞っている箇所が無いかを確認し、プロジェクトがスムーズに進むよう意識しています。常に手元で状況を確認し情報が更新できるようipadはいつも持ち歩いていますね。

坂田確かに!草場さんのそばにはいつもiPadがあります。

草場私の仕事の相棒です(笑)

デザインとは無縁の職種から専門学校を経てデザインエイエムへ

坂田デザインエイエムに入社されて何年になりますか?

草場2017年1月に入社したので、もうすぐ8年になりますね。

坂田最初からディレクター業務を?

草場いえ、入社当初は週3のアルバイトで、WEBの保守を担当していました。

坂田スタートはWEB担当だったのですね!

草場そうなのです。もともと私はIT業界で営業をしていたのですが、一旦仕事を辞めてデザインの専門学校に通いWEBやグラフィックデザインなどについて勉強しました。その頃にちょうどデザインエイエムの求人に出会って、初めは学業と両立しながらアルバイトで働いていました。

坂田一度仕事を辞められて学校に!思い切った決断ですね。何かきっかけがあったのでしょうか?

草場前職で私が担当していたお客さまからのアドバイスがきっかけです。そのクライアントさまはスポーツ関連の会社だったのですが、勤めている方がスポーツに造詣が深い方やスポーツが本当に好きな方たちばかりで。一緒にお仕事をしていた方に「関わり方はたくさんあるんだから、草場さんもせっかくなら”好きなこと“を仕事にしたほうが良いんじゃない?」というアドバイスをいただいて。その言葉がとても心に刺さって、すぐに会社を退職して昔から興味のあったデザインの専門学校に入学することを決めました。

坂田クライアントさまの一言で人生がガラッと変わったのですね。

草場そうですね。実はそのクライアントさまとは思いがけない出来事があって…。なんと偶然デザインエイエムを検索から見つけてくださり、お仕事の依頼をくださったのです!

坂田なんという偶然…!不思議な縁ですね。

草場私も本当にびっくりで。もちろん私がお問い合わせの対応をさせていただきました(笑)

坂田お仕事を一緒にされていた方とは会えましたか?

草場依頼をくださったのは別の部署だったので当時の方とはお会いできなかったのですが、お話の共通項が多くとてもスムーズに仕事を進めることができました。納品したデザインにも大変満足してくださって、自分の人生を変えるきっかけとなった会社さまに自分の好きな「デザイン」という形でお役に立てたことがとても嬉しかったですね。印象深い出来事の一つです。

坂田素敵なエピソードです。

経営の知識を深めるため、3年かけて「中小企業診断士」の資格を取得

坂田草場さんは今年、見事「中小企業診断士」の資格を取得されました。本当におめでとうございます!(拍手) そもそも資格を取得しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

草場4年前に東京都主催の「デザイン経営スクール」というプログラムに参加したのがきっかけですね。
ワークショップ形式のプログラムだったのですが、そこで中小企業の社長の方とペアを組みました。全10回の授業で経営に関する内容も多く、その社長さんから普段はなかなか聞けない売り上げの仕組みを教えていただいたり粗利益率のグラフを見せていただいたり…本当に貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。ただその時の私は経営に関しての知識が乏しく、有益な情報をたくさんいただいているのに、それをどう活かすべきかが全然イメージできなかったのですよね。

坂田その経験から資格取得を?

草場はい。デザインエイエムのお客さまは中小企業の経営者の方が多いので、その時聞いたお話をしっかり理解できればもっと自分の仕事に幅を持たせることができると確信し、資格取得を決意しました。

坂田貴重な機会でしたね。今年見事に合格されましたが、取得までにはどのくらいの期間を要したのでしょうか?

草場約2年半ですね。年に一度、一次試験と二次試験があるのですが、一次試験は3回受験し、二次試験を1回受験して合格しました。

坂田長い道のりでしたね…。

草場そうですね、あと1年かかっていたら挫折していたかも…と今でも思います。一次試験は全部で7科目あるのですが、全体が不合格でも60%以上取れている科目については合格となる「科目合格」という制度がありました。なので3年かけて一つずつ合格の科目を増やしていった形ですね。

坂田お仕事をしながらの勉強、本当に大変だったと思います。

草場本当に会社の理解があってここまで来られました。

坂田スタッフの皆さんは草場さんの状況を常に知ってくださっていたのですか?

草場はい。特に試験の間際はスケジュールを調整していただいたり、追い込みのために長期のお休みをいただいたりと社内の皆さんの協力のおかげで何とか無事取得できました。

坂田スーツケースに資料やテキストをパンパンにつめて、ご実家に帰省し勉強されている時期もありましたよね。私も覚えています。

草場懐かしーい!そんな時期もありました…(笑)

坂田そのような時期を経て、晴れて今年から中小企業診断士の肩書きが加わるのですね。今後のキャリアにはどう生かしていきたいとお考えですか?

草場中小企業診断士は現状を分析して成長戦略のアドバイスを行うことが主な業務です。デザインをご提供する際にその目線が加わると、こちらの提案にもより深みが増しますしお客さまとより長期的な関係が築けると思うのです。
ただ目先の課題を解決するのではなく、5年後10年後を見据えて総合的な視点からお客さまの成長をサポートしていきたいですね。そのためにもこれから中小企業診断士としての知見や経験をどんどん増やしていきたいです。

坂田デザイン×中小企業診断士。新たな視点で、より説得力のあるご提案ができそうですね!

「挑戦」を後押しする風土。スタッフ間の絶妙な距離感も心地良い

坂田デザインエイエムは草場さんから見てどのような会社ですか?

草場自分のやりたいことや興味を持ったことに対して積極的に背中を押してくれる会社ですね。手を上げれば挑戦させてもらえる風土があります。

坂田今までのお話からもその風土を感じます。

草場子どもたちを対象に行っているデザインの出張授業などの取り組みも素敵だなと思います。デザインの楽しさやデザインの力を伝えたいという会社の心意気が素晴らしいと思います。

坂田草場さんは子どもたちの前で授業をされることが多いですよね!私も一度参加させていただきましたが、活き活きとした子どもたちの姿にたいへんパワーをもらいました。

草場とても良い機会ですよね。楽しんでデザインをしてくれる姿を見ると、私も嬉しくなります。

坂田働くスタッフの雰囲気はいかがですか?

草場とにかくみんな人が良い! 穏やかな方ばかりで、仕事もやりやすいです。

坂田本当にその通りですね。

草場一人ひとりの個性がしっかり立ちつつ、チームで仕事を進めるときは誰も違う方向を向くことなく一丸となって動けるのでとてもバランスが良いと思います。小さな組織なので大体お互いの状況は把握できていて、対応が難しそうな時は「これは私がやっておくね。」と自然に声を掛け合えるチームです。スタッフ間の距離感も近すぎず遠すぎず…ちょうど良いですね。

坂田確かに、心地良い距離感ですよね。お休みなども取りやすい雰囲気ですか?

草場そうですね。私含めスタッフ全員、仕事とプライベートにはしっかりメリハリをつけています。ちなみに今週金曜日も有休を取って北海道旅行に行ってきます。

坂田うらやましーい!草場さん、よく旅行に行ってらっしゃいますよね。

草場旅行は趣味の一つですね。あと最近は「週末農業」にも参加しています。

坂田週末農業!?

草場仕事で知り合った方が東京と小淵沢で二拠点生活をしながら農業をやられていて、そのお手伝いを月1くらいでやっています。この間はシシトウ、ジャガイモ、トマト、パプリカを植えました。これから収穫の時期が楽しみです。

坂田素晴らしい機会ですね。旅行に農業に…休日もアクティブに過ごされていることが多いのですね!

草場そうですね。アクティブに過ごした後のビールは格別です(笑)

坂田いいですね~。では次回のインタビューはぜひお酒を飲みながら…

草場ぜひお願いします(笑)

草場の詳しいプロフィールはこちらからご覧いただけます。

編集後記

ディレクションやデザイン、PRなどあらゆる業務に携わり、とてもお忙しいにも関わらず、いつも落ち着きがあって穏やかな草場さん。(見習いたい…。)
終始ニコニコと質問に答えてくださり、和やかな雰囲気のなか貴重なお話をたくさん聞くことができました。
「中小企業診断士」という新たな視点が加わり、よりパワーアップする草場さんの今後の活躍を思い、こちらまでワクワクが止まらないインタビューでした!

【Texted by】MEI SAKATA(PR)

RECOMMEND 経営者やご担当者におすすめ

おすすめの関連記事

サウナ東京さまプレオープンレポート 2023/05/29 デザインエイエム×カラビナコラボセミナー「経営の困りごとに効くブランディング」レポート 2023/05/25 ブランディングデザインは、会社を無限に強くするー代表溝田のブランディングへの思い 2023/05/11 デザインエイエム出張授業「明日から生活が楽しくなる観察力を身につけよう」 開催後レポート 2022/08/10 えひめ情熱人 溝田が地元TV番組でデザインへの思いを語る 2023/04/27

記事一覧

経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE(デザインエイエムマガジン)

多くの経営課題は「デザイン」が解決の糸口となることがあります。しかしデザインが何かわからない、どのように活用して良いのかわからない...そんな経営者が多くいることも事実。そんな経営者の頼れる右腕となり「アカルイミライ(AM)」へ向かうため、経営とブランディングデザインを結ぶ情報をDESIGNAM MAGAZINE(デザインエイエムマガジン)で発信しています。経営を強くするヒントとして、少しでもお役に立てれば幸いです。