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デザインエイエム訪問学習「代表 溝田明が現役高校生に伝える、“働きがい”の見つけ方」レポート

2022/12/23

2022年8月より社会貢献活動の一環として、子どもたちへ向けたデザインに関する出張授業を行っています。
第2回目となる今回は、訪問学習という形で正智深谷高等学校の生徒さん4名へ向けて、ブランディングやデザインについてのお話のほか、「仕事」や「働くこと」をテーマにお話をさせていただきました。

第1回目はこちら
デザインエイエム出張授業「明日から生活が楽しくなる観察力を身につけよう」 開催後レポート

それぞれの夢を持つ4名の生徒さんとの座談会

生徒に向けて、デザインに関わるお話や仕事についてのお話を聞かせてほしい。そんなご依頼をいただき、今回の訪問学習が実現しました。
美容師、学芸員、スポーツ関連の仕事と、それぞれ生徒さんの進路や抱く夢はさまざま。
今回は「デザイン」に限らず、これから社会へと羽ばたく若い世代の皆さんへ向けて、やりがいをもって仕事に就くことについて溝田なりのメッセージを伝えました。

ブランディングデザインとは、会社の発展をサポートするツール

デザインエイエムが得意とするロゴ制作をはじめとするブランディングデザイン。
しかし高校生にとっては、あまり馴染みのない言葉です。
ほとんどの参加者が、デザイン=新しく何かを作り出すこと、カッコ良く飾ることというイメージを抱いていました。

しかし、実際にブランディングデザインを依頼する方たちの目的は、新しく何かを作り出すことではありません。現状を少しでも良くしたい、会社をもっと発展させたい、働くスタッフをより幸せにしたい、そんな気持ちが必ず根底にあるのです。

その思いを汲み取り、丁寧なヒアリングや現地視察を通して感じたその会社らしさをデザインで表現することで、課題を解決し、その会社をもっと発展させることこそが真のブランディングデザイン。
会社の見えない価値をデザインによって見える化させ、その価値を上げていくことが私たちの役目であることをお話しました。

働くことの意義

仕事をするということは、人を助けたり、喜ばせたり、勇気づけたりすること。そのためにはまず、自分の好きや得意を見つけることがとても大切である、と溝田は話します。

例えば自分は音楽が好き、得意であるならば、将来歌うことで人を喜ばせることが出来るかもしれない、あるいは音を作ることで人を幸せにできるかもしれない、演奏することで人の背中を押してあげられるかもしれない。自分の得意分野や好きなことを追及していくことであらゆる可能性が広がり、それが必ず将来自分の武器になるのです。

自分の好きが仕事になることはとても幸せなこと。
ひいてはそれがやりがいにも繋がります。
今の年代から、人より好きなこと、得意なことを見つけることをぜひ一生懸命にやってほしい、と熱く伝えました。

なりたい自分になるために

最後に溝田は、参加した高校生の皆さんにこんな言葉を贈りました。
これは溝田の母校である松山北高校(愛媛県)が創立120周年の記念誌を発行するにあたり、寄稿した文章。
人生は長いようで短い。だからこそ今の“好き”や“得意”を突き詰めて、自分の軸を見つけることの大切さを綴っています。

「なりたい自分になるために」

仕事をするということは、誰かの役に立つこと。助けること。感動や生きる力を与えること。
その成果によっておおよその報酬が決まってくるのだ。
まずは自分が好きなことや得意なこと、時間を忘れて没頭できるものを追求してみるとよい。
さらに「好きなこと、役に立つこと、認められること」の3つが重なる場所にたどり着くことができれば、すでに成功したようなものだ。

「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い」という格言がある。
もし今皆さんに行ってみたい目標地点があるのなら、今すぐそこへ向かおう。1日でも早くそこにたどり着くために。

実際そこに立ってみたら、予想とは違ったということもあるだろう。
行ってみて初めて見えるものもある。
その時はまた別の場所を目指せばいい。
もし今はまだ目標地点が見えなくても大丈夫。
それは大学で見つけてもいいし、一度社会人になってから方向転換したって構わない。ただし、時間は有限だ。

思えば、高校時代の自分がまさか50代になるなんて、まったく想像すらできなかった。そんな遠い将来には興味もなかったし。
でも間違いなく遠い将来は、今この瞬間の延長線上にある。
そして人生は思うよりもずっと短いみたいだ。何かをなそうと思えば。

測量家の伊能忠敬は、55歳から17年かけて日本地図の元をつくったらしい。今から200年も前のこと。私もまさにその歳になった。

どこまでできるかわからないけど、デザインの仕事を通して、少しずつカタチにしていきたい。

出張授業のご依頼について

弊社は、アートディレクター・グラフィックデザイナーである溝田 明(みぞた あきら)が代表を務め、今年で設立22年となるブランディングデザイン会社です。東京を拠点に、国内外問わず企業のブランディングデザインやシンボルマーク・ロゴ制作といったグラフィックデザイン、Webデザインなどを幅広く手がけています。

出張授業は今回のような座談会形式のほか、より実践的なワークショップ形式での授業も実施しています。

【こんな方々、是非お問合せください!】
・子どもたちに「デザイン」という仕事、「デザイナー」という職業を紹介したい。
・子どもたちが「デザイン」に触れる機会をつくりたい。
・社会との接点をもつワークショップを開催したい。

など、デザインについてのワークショップにご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

→ デザインエイエム お問い合わせフォーム

※ お問い合わせの詳細に「出張授業リクエスト」と明記ください。
※ 通常業務の合間での対応になりますので、時期などはご相談のうえ決定とさせていただきます。
※ 場所によっては、実施方法のご相談、または交通費のご調整をお願いする場合がございます。

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