自社でリモートワークの導入を検討しているが、どのように進めたらよいか?
2021/06/16
みなさんの会社では、リモートワークの導入は進んでいますか?
リモートワークとは、会社から離れた場所で働く勤務形態のこと。
コロナ禍でリモートワークを新規導入する企業が一気に増えましたね。
当社も「いつかは、実施したい」と思っていましたが、コロナ禍をきっかけに導入し約1年、定着しました。
どのような職種が導入しやすいのか、必要な準備についてお答えいたします。
A:まずはルールの整備を。その後、テレワークに必要なITツールの準備をしていきましょう。
間違いやすいので、はじめに定義を簡単に整理します。
・リモートワーク:会社から離れた場所で働く勤務形態
・テレワーク:情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用し、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方
テレワークの方が時間などについても柔軟なところが違いでしょうか。
しかし、実際は同じような意味で使われていることが多いようです。
どんな業種でも導入できればよいのですが、やはり適した職種がありますね。
主だった職種の例として
・システムエンジニア
・デザイナーやライターなどクリエイティブ系の職種
・営業(セールス)やマーケター
・カスタマーサポート
・労務などのバックオフィス など
特定の場所や機材がないと業務を進められない製造業や建設業、農業、漁業、接客業などは実施が難しいとされています。
(世の中変化していますから、いつかは実施できるようになるかもしれません)
さて導入が決まった際、どのようステップが必要でしょうか。
1. 準備
下記にあげたようなルールの整備が必要になります。
・就業規則の変更の必要性
・労働時間の管理
・職場外で業務が行える環境づくり
・人事評価について
・セキュリティ対策
2. 必要なITツールの整備
リモートワークスタート時点では、以下のカテゴライズツール類を用意するとよいでしょう。
■Web会議システム
今までは社内でミーティングしていたことをWeb会議システムを利用して行います。
用途は、社内、社外でのミーティングの実施、商談、面接、セミナーなど
主な種類は以下があげられます。
Zoom ミーティング
当社でも導入しているWeb会議ツールです。
国内で最も有名なツールの一つで以下の特徴があります。
・通信が安定している
・データ通信容量が小さいので、インターネットの電波状況に大きく左右されずに通信をすることができる
・無料から利用することができる(参加人数・1回に開催できる時間の制約あり)
・録画や画面共有などの機能が活用可能
詳しくはこちらをご覧ください。
G Suit
Googleが提供しているWeb会議ツールがG Suit(Google Meet)です。G Suitの機能のひとつとして、Web会議ツールのGoogle Meetが提供されています。
メリットは、主に2点。
・Googleアカウントで利用できるのでログインが容易であること
・さまざまなGoogleのツール(G mailやGoogleカレンダー)との連携が容易であること
詳しくはこちらをご覧ください。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、マイクロソフト社のビデオ会議ツールです。
詳しくはこちらをご覧ください。
■ビジネスチャットツール
チャット形式でメッセージをやり取りするツールです。
ビジネスチャットでは素早いコミュニケーションにより情報交換の即時性を高めることができます。
個人ごと、チームごとにグループを用意し活用します。
主な種類は以下があげられます。
ChatWork
導入企業24万社を超えた定番のビジネスチャット。
メッセージのやりとりに限らずタスク管理やファイル共有、ビデオ通話なども可能。
総合的な機能でリモートワーカー同士のコミュニケーションが行えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
Slack
開発者向けのビジネスチャットとして有名。
様々なアドオン(追加機能)を備えているのが特徴です。
そのため、ユーザーごとに独自にビジネスチャット環境を用意でき、効率的なリモートワークが行えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
Microsoft Teams
マイクロソフト社が提供するビジネスチャット。
チャットツール以外にあらゆるコミュニケーション機能が集約されています。
Microsoft 365に含まれているツールで、組織コミュニケーションの中核として活用できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
LINE WORKS
スマフォチャットLINEのビジネス版、「LINE WORKS」は、情報や予定を共有しあって活動する組織・チームのためのコミュニケーションツール。
企業や企業内プロジェクト、特定の活動をする団体などに最適でチャットの他、メール、スケジュール管理、掲示板、会議室・設備予約などの機能があります。
グループウェアとしての機能も兼ね備えています。
当社でも導入しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
■グループウェア
総合的なコミュニケーションツールとして提供されています。
ビジネスチャットやWeb会議、会議室予約、クラウドストレージなど複数のツールを統合していることが多い。
サービスによってはプロジェクト管理機能なども用意されており、生産性を高めるためのツールです。
主な種類は以下があげられます。
Microsoft 365(旧Office 365)
Microsoftが提供しているメール、スケジュール等の管理を統合的な行うソフトウェアです。
詳しくはこちらをご覧ください。
G Suite
Googleが提供しているメール、スケジュール等の管理を統合的な行うソフトウェアです。
詳しくはこちらをご覧ください。
■その他、当社で導入しているツールをご紹介
・遠隔操作 スプラッシュトップ
外出先のPCから会社PCにリモートアクセスして、メール作業、資料作成などさまざまな業務を快適に行えるリモートデスクトップです。
詳しくはこちらをご覧ください。
・携帯電話 モバチョイス
社員個人のスマートフォンや携帯電話を使って、電話番号を変えることなく、ビジネスで使った分の「通話料」を自動的に使い分けできるサービスです。
初期費用・月額基本料が無料なので、会社の携帯電話にかかるトータルコストを削減できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
最後に、テレワークやリモートワークについて、説明・展示をしている施設をご紹介。
情報を入手されたい方はぜひ下記をご覧ください。
→ 東京テレワーク推進センター
【Texted by】
ATSUKO MURAKAMI( director )
日本大学通信教育学部 商学部卒業。
現在の研究テーマは「中小企業論」「ブランディング戦略論」、「組織論」中央大学大学院ビジネススクール(CBS)履修中。
本メディアは、デザインが経営課題を解決する手段であることを経営者の方へ広く知っていただきたいという思いのもと、情報発信を行っています。
更新情報や成果事例を受け取りたい方は、ぜひ以下よりメルマガにご登録ください!