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【ロゴ依頼の準備】「具体的な形が決まっていません」でも大丈夫?初めての依頼で失敗しないために本当に必要なこと

2026/05/28

周年事業や社長の代替わりなどの節目にロゴを新しくしようと考えたものの、「デザインの知識がない」「どんな形にしたいか、具体的なイメージが固まっていないから依頼しづらい」と不安に思われている経営者さまは少なくありません。
結論からお話しすると、ロゴ依頼において「具体的な形の要望」は決まっていなくて全く問題ありません。

この記事では、「初めてロゴをきちんと依頼したい」とお考えのお客さまへ向けて、プロのデザイナーが本当に教えてほしい「お客さま自身のこと」と、失敗しないパートナー選び・依頼の準備について分かりやすくお話しします。

この記事を読むことで、以下のヒントが得られます。

  • ロゴ依頼時に「形」の要望がなくても大丈夫な理由
  • 初めての依頼で失敗しないために「準備しておくべき3つのこと」
  • 自社の強みを正しく引き出してくれるヒアリングの重要性

具体的なイメージがなくても、まずは「想い」を伝えていただければ大丈夫です。企業の戦略をカタチにし、明るい未来に向けて並走するためのヒントとして、少しでもお役立ていただけたら嬉しいです。

1. 「どんなデザインにしたいか分かりません」でも依頼して大丈夫?

「新しいロゴを作りたいけれど、色も形も全く決まっていなくて…こんな状態で相談してもいいのだろうか?」 そう戸惑ってしまうかもしれませんが、どうぞご安心ください。具体的なデザインのイメージがない状態でのご相談は、実はとても理想的なスタート地点です。

形の要望は、むしろ「固めすぎない」ほうがうまくいく

初めてデザインを依頼する際、「こんな色で、こんなテイストで…」と、あらかじめ具体的なデザインのイメージを用意しておかなければならないと考えがちです。
しかし、具体的な形や色をガチガチに固めてから依頼してしまうと、かえって本来の魅力や新しい可能性を狭めてしまうことがあります。

例えば、「青色で、丸い形のロゴにしたい」と最初から限定されてしまうと、プロのデザイナーもその枠の中でしか発想を広げにくくなってしまいます。
「何も決まっていない」という余白があるからこそ、デザイナーはさまざまな角度から企業を見つめ直し、お客さま自身も気づいていなかった「本当にふさわしいデザイン」をゼロからご提案することができるのです。

私たちが本当に知りたいのは、デザインの好みではなく「お客さま自身のこと」

では、形が決まっていなくていいのなら、デザイナーは何を基準にロゴを作るのでしょうか?
私たちが最初の打ち合わせで本当に知りたいのは、「どんな色・形が好きか」という表面的なデザインの好みではありません。
一番お聞きしたいのは、「お客さまご自身のこと(企業の本質)」です。

人間で言えば、ロゴは企業の「顔(第一印象)」となる大切なもの。ただ流行に合わせて表面をかっこよく飾るだけでは、自社の本当の強みや「らしさ」は世の中になかなか伝わりません。
デザインとは、決して表面を飾ることではなく、きちんと観察し、本質を見極め、価値や魅力を可視化していくことです。だからこそ、目に見える「形」を決める前に、目に見えない「企業の中に眠る想い」を深く知ることが何よりも重要なのです。

【事例紹介】事業への想いがデザインの種になる

<株式会社ティーワンさまの場合>
同社は、自動車レースや競輪の世界をカーボンファイバーの技術で支えるBtoB企業ですが、2019年よりオリジナルのフィギュアスケート靴の研究・開発をスタート。カーボンファイバーの性能と技術力を活かし、自社ブランド「Tobiha」を立ち上げました。

Tobihaロゴ

最初から具体的な形の要望があったわけではありません。丁寧なヒアリングを通じて、「競争ごとに勝てるように」という想いや事業の背景を深掘りしていく中で、縁起を担いだ「勝ちムシ(トンボ)」をモチーフに、流れるようなスピード感を表現したロゴが導き出されました。

このように、「どんなデザインにしたいか」ではなく、「どんな会社か」「どんな想いがあるか」をプロに伝えていただくことこそが、唯一無二のデザインを生み出す一番の種になるのです。

▶︎ 株式会社ティーワンさま実績:世界へ羽ばたく。[BtoB企業が挑むフィギュアスケートシューズ開発。]

2. はじめてのロゴ依頼。準備しておくべき「3つのこと」とは?

「形」のイメージは必要ないとお伝えしましたが、より良いロゴを作るために、依頼前に少しだけ頭の中を整理しておいていただきたいことがあります。それは、以下の3つです。

① 会社が大切にしている「理念」や「こだわり」

まずお聞きしたいのは、御社が創業から大切にしてきた理念や、商品・サービスに対する「こだわり」です。

  • なぜ、この事業を続けているのか
  • 他社には負けない自社の強みはどこにあるのか
  • お客さまに対して、どのような約束(価値)を提供しているのか

一見、デザインとは無関係に思えるかもしれませんが、こうした「想い」こそが、本質を捉えたロゴを生み出すための大切な手がかりになります。

② 今抱えている「経営の課題」と、10年後の「ビジョン」

2つ目は、今リアルに抱えている経営上の課題と、将来のビジョンについてです。

  • 今の課題: 「確かな技術力はあるのに、採用で苦戦している」「自社の良さがうまく伝わっていない気がする」
  • 将来のビジョン: 「10年後、業界でこんな立ち位置になっていたい」「こんな会社に育てていきたい」

デザインは、問題解決の手段であって、決して目的ではありません。どんな課題を解決し、どんな未来へ向かっていきたいのか。その「目的」を共有していただくことで、企業の未来に長く寄り添う無形の資産(ロゴ)を作ることができます。

③ もしデザインの要望があるなら、「なぜそうしたいのか(背景)」をセットで

もちろん、「コーポレートカラーの青を使いたい」「イニシャルの『A』をモチーフに入れたい」といった具体的なご要望がある場合は、遠慮なくお伝えください。

その際、「なぜそうしたいのか(背景の理由)」もセットで教えていただけると、より本質的なご提案が可能になります。

例えば、「青を使いたい」という理由が「誠実さや信頼感を伝えたいから」であれば、青色以外の要素(線の太さや形)でも、その「誠実さ」を表現できるかもしれないからです。
表面的な要望の奥にある「本当の狙い」を共有していただくことが、心から納得のいくロゴ作りにつながります。

3. うまく言葉にできなくても大丈夫。本質を引き出す「ヒアリング」の力

ここまで、準備していただきたい3つのことをお話ししましたが、「自社の強みや想いを、うまく言葉にまとめる自信がない…」という方もいらっしゃるかもしれません。

丁寧な対話から、自社の「見えない価値」を一緒に探し出す

もし、うまく言葉にまとまっていなくても、全く心配はいりません。
私たちのようなブランディングを専門とする会社は、ヒアリングを何よりも大切にしています。お話しいただいた断片的な言葉や現場の空気感から、お客さまの中に眠っている「志」や「見えない価値」を深く探り出し、一緒に言語化していくプロセスがあるからです。

例えば、私たちの場合は独自の「ヒアリングシート」をご用意しており、それに沿って対話を重ねることで、お客様ご自身も自社の魅力や進むべき方向性を再発見していただくことができます。
自社の強みをうまく言葉にできなくても、具体的なデザインのイメージがなくても大丈夫です。まずは、あなたの会社に懸ける想いや、今のリアルな悩みを、そのまま私たちにぶつけてください。

4. まとめ

ロゴ制作は、会社が次のステージへ進むための大切な「投資」の時間でもあります。
「何も決まっていないから」と遠慮する必要はありません。私たちが本当に知りたいのは、御社の見えない価値や想いです。丁寧な対話を通じて、企業の中に眠っている価値を一緒に探し出し、明るい未来に向けて並走するパートナーとして、ぜひ心から信頼できる制作会社を見つけてくださいね。

具体的にどのような基準でパートナーを選べばいいの?」と迷われた方は、費用の違いや見極めのポイントを分かりやすくまとめた以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

▶︎ 関連記事:[ロゴ制作費用はなぜ違う?初めてのロゴ依頼で失敗しない、制作会社選び「4つの基準」]

もし、「自社の強みをうまく言葉にできるか不安」「まずは話だけ聞いてみたい」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
あなたの会社が持つ本来の魅力を見つけ出し、カタチにするお手伝いができることを、スタッフ一同楽しみにお待ちしております。

デザインエイエムについて

デザインエイエムは、
・事業や想いの整理
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小倉(ディレクター)

お問い合わせ対応から案件の進行管理、経理、情報発信の業務などを担当。ディレクターとして幅広い業務に携わりながら、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。

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