経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE(デザインエイエムマガジン)

WEBサイトを自社で更新したいのですがなにかよい手段はありませんか?

2021/06/02

WEBサイトを立ち上げてホっとするのも束の間、ここからがスタートです。

立ち上げ後、まったく更新していないWEBサイトをよくみかけますが、本当にもったいないです。
日々の自社の情報発信・更新が、その後のWEBサイトの明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。

そこでポイントとなるのがいかに手軽に更新できるかということです。

A:手軽に更新を行うためには、CMS(Contents Management System)を導入するとよいでしょう。

少し難しいお話ですが、WEBサイトはcss、html言語で構築されています。
WEBサイトの更新ツールを導入していない場合、html言語などを駆使して更新していく必要があります。
しかし、この作業は専門知識がないと難しいものです。
そのため、手軽に更新を行うため、CMSの導入をおすすめしています。

<CMS導入の利点>

1. 専門知識なしでWEBページの更新・追加が可能
2. WEBサイト運用の分業化を推進できる。
 ページによって担当部署が異なる場合に管理しやすい。
3. マルチデバイスへの対応が容易になる。
 CMSの導入はWEBサイトのマルチデバイスにも対応しています。

マルチデバイスとは、PC、スマートフォン、タブレットなどへの対応ということです。
WEBページに必要なマスター画像やテキストをデータベースに保存しておけば、そのデータを閲覧デバイス別に対応したテンプレートが適用されます。
ページを更新する際にも一箇所だけ変更しておけば、各媒体に反映されます。

では具体的に、CMSの種類についてご説明します。

<オープンソース型CMS(小規模サイト向け)>

CMSのプログラム本体のソースコードが一般に公開されています。
そのため、ライセンス費用がかからず、安価に導入することができます。
※WEBサイトのデザインやテンプレートの制作・開発、サーバーへのインストールなどをWEB制作会社に依頼する場合は別途費用が発生します。

また、汎用的なプラットフォームになっているので、デザインやテンプレートのカスタマイズも比較的容易です。

ただし、多くのオープンソースCMSは、企業での商用利用を前提として設計されていません。
そのため、数千~数十万ページに及ぶような中~大規模サイトには向いていないといわれています。
また、公式なサポートは存在せず、プログラムそのものの不具合、脆弱性についてはすべてが自己責任となります。

〇代表的な製品名は?
・WordPress(ワードプレス)
・Joomla!(ジュームラ)
・Drupal(ドルーパル)
・Concrete5(コンクリートファイブ)など

当社では中規模なWEBサイトまでだと、WordPress(ワードプレス)をおすすめしています。

<商用パッケージ型CMS(中~大規模サイト向け)>

システムベンダーが商品として販売しているCMSです。
ベンダーによる公式なサポートを受けられること、不具合・脆弱性などに対する保証があることが、大きなメリットです。

基本的に企業での商用利用を前提として開発されているので、中~大規模のWEBサイトにも対応できる製品が揃っています。

オープンソースCMSに比べて劣るのはコスト面です。ライセンス費用がかかります。
多くの場合、導入するWEBサイトの規模に応じて、コストが上昇していく仕組みになっています。
また、WEBサイト構築時の初期費用もオープンソース型CMSに比べて高くなるケースが多いようです。

〇代表的な製品名は?
・小規模~中規模サイト向け:Movable Type
・中規模サイト向け(数千~数万ページ程度):HeartCore、NOREN など
・大規模サイト向け(数万ページ以上):Sitecore、Adobe Experience Manager など

<フルスクラッチ型CMS>

構築するWEBサイトに合わせて独自に開発するCMSです。

以下の場合において、開発・導入を検討するとよいでしょう。
・自社システムとの緊密な連携が必要
・独自の機能を盛り込んで複雑なカスタマイズを行いたい

システムベンダーと連携し、いちから設計・開発を行うことになります。
そのため、導入費用は高額になり、制作期間も長くなりがちです。

◎まめ知識
CMSは上記のほかにも分類方法があります。
・WEBページ生成の仕組みによって分類:
 「静的CMS」「動的CMS」
・WEBサイトの用途に応じて分類:
 「汎用CMS」「EC用CMS」

オープンソース型CMS、商用パッケージ型CMSにも、製品による得意・不得意があり、一概にどのCMSが優れているとはいえません。
WEBサイトの構築にあたってCMSを導入する際は、要件定義などを提示して、WEB制作会社やシステムベンダーに最適なCMSを提案してもらうのが無難です。
もちろん当社でも相談にのりますのでお気軽にお声がけくださいね。

参考サイト
https://www.hitachi-solutions.co.jp/digitalmarketing/sp/column/cms_vol01/
一部引用させていただきました。

【Texted by】

ATSUKO MURAKAMI( director )

日本大学通信教育学部 商学部卒業。
現在の研究テーマは「中小企業論」「ブランディング戦略論」、「組織論」中央大学ビジネススクール(CBS)履修中。

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