DESIGN AM

【第2回】真摯なものづくりと、人の良さに触れて。「一員」として向き合ったユニコムブランディング

2026/09/07

経営に伴走させていただくことの実感

1981年創業の油圧専業メーカーで、幅広い油圧の知識を経験を強みに、一品一様の油圧ユニット製品を、すべて自社で一貫制作されているユニコム株式会社さま。
20億売上達成記念の節目にご相談いただいたシンボルマーク制作をきっかけに、ブランディングを担当しています。

今回はその中から、経営に関わる重要な「経営計画書」にまつわるエピソードを、担当したデザイナー・安武の視点からご紹介します。
第1回目のロゴ制作に関するエピソードはこちら

ここまで任せてもらえる、喜びと緊張感

ロゴを皮切りに、名刺や封筒、ユニフォームや採用パンフレットなど、多くのものを一貫した世界観で制作し、コーポレートアイデンティティを確立してきました。

名刺や封筒、ユニフォームなどの制作物が9分割された画面で並んでいる 質実剛健の世界観で統一したコーポレート・アイデンティティ

そんなお付き合いを経て、新たに経営計画発表会を行うということでご相談いただいた「経営計画書」。
これまでにない、経営に関わる重要な制作物のご相談に緊張感が高まりました。一つ一つの項目に、経営者の考えがあり、社員に伝えたい想いがある。
このことを一番大切に、しっかりと読み解いて制作に向き合いました。

企業の根幹に関わるこの制作は、単なるデザインの枠を超え、私自身が「経営とは何か」という深い部分を学ばせていただく、大変貴重な機会となったのです。

社員一人ひとりが見え、私自身も一員として

経営計画書の制作を通じて、知ることができたのは、社員一人ひとりのお名前と組織の中での位置づけ。
一人ひとりが1年の振り返りと来期への目標を掲げるページを読み込むことで、「会社」という大きな枠組みから、「そこで働く一人ひとり」へと、私の中での解像度が一気に上がっていったのです。

人が見えてきたと同時に、私自身もユニコムの一員になったように感じられ、膨大な原稿も「みんなに伝わるように」と、とてもポジティブな気持ちで向き合えました。

ユニコムのこれまでの歩みと、経営計画に触れ、目指す道すじをデザインの力で支えながら伴走するということは、私たちの理想の姿でもあります。

経営計画書に携わり、あらためてユニコムとデザインエイエムの関係性に自信と誇りを持てたことは、「デザインを経営のパートナーに」と考える私たちにとって意義深い一歩になったのです。

また、計画書の中にブランディングのページも設けていただき、私たちがユニコムのブランディングをどのように進めているのかを皆さまへ直接お伝えすることができ、ブランディングが経営計画の一つであるということに、あらためて背筋が伸びる思いでした。

ロゴが記されたシンプルな表紙の経営計画書 表紙はシンプルに、200pを超える重みのある冊子

アンケートから感じたインナーブランディングの成果

経営計画発表会の後、社員の皆さまが記入されたアンケートを共有していただきました。
そこには、ブランディングに対する想いや受け入れについての、社員の皆さまの率直な声が綴られていました。

制作だけで終わってしまえば知ることのない成果、「伝えたかったことは、伝わっているか」。
その答えをユニコムの経営陣と共に受け止め、「次に何をするべきか」に繋げていけるということは、ブランディングというチューニングや改善を継続して取り組める、共に歩むパートナーとして何よりの喜びと感じました。

積み重なっている社員アンケート 共有いただいた社員アンケート

次回は、ユニコムの「5つの事業」を説明する営業ツールとしての動画制作について、ご紹介します。

デザインエイエムについて

デザインエイエムは、
・事業や想いの整理
・強みや価値の言語化
・デザインを通じた社内外への伝え方の設計
といった領域を中心に、企業の取組みを支援しています。

まだ課題がはっきりしていなくても問題ありません。
「今の伝え方でいいのか分からない」「何から手をつけるべきか迷っている」
そんな段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。

⇒お問い合わせはこちらから

【Texted by】
安武 千尋(デザイナー)

コンセプトやプロセスを大切に、ロゴを始めブランディングの様々なデザインに「らしさ」を表現していきます。

プロフィールはこちら

RECOMMEND 経営者やご担当者におすすめ