[和歌山県]発注側と制作側がワンチームに。手間を惜しまないからこそ、いいものができる。
2025/04/18

ご協力いただいた企業さま
和歌山県 商工労働部 企業振興課
課長 田端一哉様、橋戸俊二様、工藤元気様
公共
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「和歌山県が誇る県産品をもっと全国・世界へ届けたい」という想いから、これまで実施していた県産品の推奨制度の対象製品や評価基準、審査フローなどを全面的に見直すことが決定しました。
制度の見直しにあたり、ネーミングとロゴも訴求力のあるものにリニューアルした方が良いだろうということになり、デザインエイエムさんに依頼することになりました。
※制度コンセプト、プランニングはアイランド株式会社さま(東京都渋谷区神宮前、代表:粟飯原理咲)が担当。
(アイランド株式会社: https://www.ai-land.co.jp/)
プロジェクト開始にあたり、デザインエイエムさんはまず和歌山県に足を運び、私たちスタッフの声をしっかりと聴いてくれました。制度の背景や目指す方向性を十分理解した上で、制作に取り組んでいただけたのが印象的でした。
ネーミングやロゴの決定に至るまでには、さまざまな議論や検討を重ねましたが、皆さんとはまさにワンチーム。共に悩み、考えながら進めたことで、最終的に納得のいく形で記者発表を迎えることができました。
ロゴの提案は5案いただきましたが、どれも納得感のあるストーリーで、正直なところ1つに絞るのが難しいほどでした。後から聞いた話では、4名のデザイナーがそれぞれ50~100案ものスケッチアイデアを出しブラッシュアップを重ね、その中から5案に絞り込んだとのこと。それを聞いて「そこまでしてくれていたのか」と驚きました。
さらに、カラーひとつとっても、それぞれに意味があることを丁寧に説明していただきました。デザインの知識がない私たちにとっては、そうした意図を知ることで、より納得感を持って選ぶことができました。
最終的に決定したロゴは王冠のモチーフと、和歌山の紀伊山地や海、大地といった自然の要素をうまく表現していただきました。このアイデアは、実際に現地に足を運び、地域の風土を肌で感じてもらったからこそ生まれたものだと思います。
記者発表を終え、「良いものができたね」と周囲から高評価をいただきました。しかし、これからが本番。今後は商品の公募・審査を進め、認定商品にこのマークが「県認定の証し」として付けられます。実際に消費者の皆さんが手に取ることで、真の評価が決まります。期待とともに、少しドキドキしながら準備を進めています。
今回のプロジェクトを通じて感じたのは、デザインを依頼するにあたり、丸投げするのではなく、想いや背景をしっかり伝え、一緒に作り上げることの大切さです。
今後は新しい推奨制度をより多くの方に知ってもらうことが課題です。
デザインエイエムさんには記者発表に合わせてホームページやメルマガで情報発信をしていただき、首都圏や異業種の方々にも広く届けていただきました。ぜひ今後も協力いただけると嬉しいです。
本メディアは、デザインが経営課題を解決する手段であることを経営者の方へ広く知っていただきたいという思いのもと、情報発信を行っています。
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