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代表者のブランディングへの思い

「ブランディングデザイン」とは
本質を伝わりやすく可視化すること。

最近「ブランディング」という言葉を、よく聞くようになりました。
「デザイン経営」も同様です。
会社経営そのものの中に、デザインやブランディングを積極的に取り入れていこうという流れです。

以前からデザインやブランディングが重要なのはわかっているが、
実際にそれを自社に取り入れるとどうなるのかといった
可能性を見出そうとしている中小企業の経営者のご相談が多くなっています。

ただ「デザイン」も「ブランディング」も定義があいまいで、
中小企業の経営者には、まだ距離感があって理解しにくいかもしれません。

関係性を表すために、3つの円を描きます。
一番外側の円が「デザイン」
その中の一回り小さい円が「ブランディング」
さらに小さな円が「ブランディングデザイン」です。

「デザイン」は、現状より良くするための1つの手段です。見えない考えを含みます。
「ブランディング」は、長期的にその価値を高めていくこと。
「ブランディングデザイン」は、ブランド価値を高めるために、
本質を伝わりやすく可視化するコミュニケーションツールであり、長期的な経営戦略なのです。
(ネーミングやロゴ、WEBサイトなどはその表現の一部です)

人は外見を見て、一瞬で判断する。
でも大切なのは見えない中身。

外見をいくら取り繕っても、中身は滲み出るものです。
人で言えば、表情、目つき、声のトーン、態度などにも。

外見は一番外側にある中身です。
私が尊敬する稲盛和夫氏もそうおっしゃっています。
中身が優れている製品は外見も素晴らしいはずだと。

当社では、一本の木に例えています。
年輪を刻むのに、最も大切なのは根っこです。
根から太い幹となり、さらに枝葉となって広がります。
地中にしっかりと根をはっていれば、多少の雨風に倒れることもありません。
もし一時的に倒れたとしても、また復活することさえできます。

ブランディングは、この見えない根っこ(中身)や
周りの土(時代や環境)をしっかり観察し、本質を見極めることから始めます。

根っことは経営者の「志」であり「ビジョン」です。
企業としての「経営理念」や「大義」ということになります。
最近ではパーパス(存在意義)という言葉もよく聞きますね。
その会社が何のために存在し、誰に何をしようとしているのか、
社会にどんな貢献をしようとしているのかということです。

未来が予測しにくいと言われる今、時代はさらに大きく移り変わろうとしています。
企業として乗り越えるべき課題も1つとして同じ状況はなく、それぞれ違います。
その時代に合った経営者の利他の「志」こそが、唯一無二の価値となり、
個性や魅力の元となり、共感を得やすくするのです。

ブランディングデザインの根源は、経営者や会社経営そのものの中にあります。
ブランディングを進めるにあたっては、まずは貴社のことを知り尽くす必要があります。
貴社のことを深く理解もせず、デザイナーが勝手に考えて、
外見だけを一時的に取り繕っても全く意味がないのです。
(当社がデザインコンペに参加しない理由もそこにあります)

ブランディングデザインは、
会社を無限に強くする。

2000年の会社設立依頼、数多くのブランディングデザインを手がける中で
クライアントが見る見るパワーアップしていく様子を目の当たりにしています。
何と言ったら良いか、、、
足りなかったピースがパチっとはまるというか、
身体で言えば血液が流れ始めるというか、
その会社の本来の姿に戻るといった感覚もあります。

時間の経過とともに、知らず知らずのうちに商品やサービスが複雑になってしまい、
本来の価値や魅力が見えづらくなっていくことは、当然のことです。

観察する時には冷静な客観視が大切で、社内からだと当たり前すぎて見えないことが
社外から見た時には、本来の価値や魅力を発見できることがあります。

すでに商品やサービスの良さがあって、
かつ経営者のなんとか会社を良くしていきたいという覚悟と謙虚さがベースにあれば、
会社は必ず上向きます。

私はそのような誠実にがんばっている会社を、デザインの力で後押ししたい。
(逆に言えば、不誠実で謙虚さのない会社とはご一緒できないです。
デザインはコミュニケーションなので、そもそもそういう会社のブランディングは決して成功しません)

今後、中小企業にとって、デザインは特別なものではなく身近なものになっていきます。
デザインはその使い方によっては、無限にパワーを与えてくれるものなのです。
そのためには、根っこ(中身)がしっかり存在し、
どこに向かうのかという経営者の「志(ビジョン)」と、その軸に基づいたデザインが重要です。

日本には、もっともっと発展・成長すべき可能性のある会社が埋もれていると感じています。
私たちもそんな会社と出会い、お互いに長期的に発展し、
世の中を少しでも良くするため、関わってくれる人たちをハッピーにするため、
「ともに、明るい未来への旅を」ご一緒できれば、大変ありがたいと考えています。

たった一度の人生(と言えば大げさでしょうか?)、
時間は限られますが、もしもご縁をいただきお手伝いさせていただく以上は、
全力でサポートさせていただきたいと思います。

ともに、明るい未来を開拓していきましょう!

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