経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE

デザインエイエム×カラビナコラボセミナー「経営の困りごとに効くブランディング」レポート

2023/05/25

株式会社カラビナとの共同セミナーを開催

2023年2月10日(金)、「経営の困りごとに効くブランディング」と題し、株式会社カラビナの代表 戸部 二実(とべ ふみ)氏と共にオンラインセミナーを実施しました。
企業のトータルブランディングをはじめコピーライティングや企業理念の策定といった「ことば」に精通するカラビナとWEBサイト制作やロゴマークといった「デザイン」を手掛けるデザインエイエム。
両社の視点からブランディングを成功に導く方法をお伝えしました。

非常に曖昧な“ブランディング”という言葉

20年以上ブランディングデザインに携わってきた戸部氏と溝田。ここ数年でブランディングという言葉をあらゆるところで耳にするようになり、以前よりもかなり一般化してきたと感じる、と語ります。
ただし一口にブランディングといってもその定義は非常に曖昧。PRやマーケティングの要素も含まれているため、「ブランディングをすれば良くなる」という高すぎる期待から本来の課題と依頼者側が求めているものとが合致しないケースも見受けられると言います。

ブランディングとは、その企業の「らしさ」や「強み」を発見し価値として昇華させること。
今回のセミナーではこう定義付けしたうえで、両社の実例を交えながら中小企業にとってのブランディングの重要性についてお話させていただきました。

<デザインエイエム実例紹介>
足を運んで感じた魅力をロゴデザインに反映、外見と内面の不一致を払拭

企業向けの産業クリーニングを手掛ける株式会社マルヨシ(旧:株式会社マルヨシクリーニング)さま。事業内容や企業のイメージが正しく伝わっていないという課題があり、デザインエイエムにご相談いただきました。

【抱える課題】

・街のクリーニング屋さんと勘違いされ、BtoBの会社であることが正しく伝わっていない。
・ロゴの雰囲気と事業内容が合致していないように感じる。
・優秀な人材の確保。

【エイエムが見つけた「らしさ」「強み」】

・風通しの良い社風や、社員の皆さんが会社に愛着を持ち活き活きと誇りをもって働いている姿。
・端々に感じる女性経営者ならではの細やかな心配りやしなやかで柔軟な考え方、その中にあるブレない強い芯。
・清潔感があり洗練された施設や設備。

【アプローチ】

実際に溝田が会社や工場に足を運んで感じた、風通しの良い社風や社長の柔らかさの中にある芯の強さをロゴデザインで表現。

WEBサイトも全面リニューアルし、会社の事業内容や雰囲気がより伝わるイメージ動画を作成した。
また旧社名に付いていたクリーニングという言葉を外し、会社の歴史を尊重しながらもより洗練した印象に刷新。外側からのイメージと内側の会社の実態の乖離を無くすことに取り組んだ。
ブランディング実施後、取引先が注目してくださり、以前にも増して仕事内容をしっかりと見てくれるように。社員たちの仕事ぶりを再評価していただくことができた。また求人の応募者数は5倍以上増え、次期社長候補になり得るような優秀な人材も確保することができた。

<株式会社カラビナ実例紹介>
隠れたファクトを掘り起こし、本質的な価値を再定義

顔認証を使用した入退室管理システムやAI技術を搭載した監視カメラシステムといったセキュリティソリューションを提供する株市会社セキュアさま。採用面に課題を持たれ、カラビナへご相談がありました。

【抱える課題】

・社名のイメージから「警備業」と勘違いされ、合同就職説明会に参加しても学生に敬遠されてしまう。
・せっかく採用まで進んでも内定を辞退されてしまい、人材確保が難しい。

【カラビナが見つけた「らしさ」「強み」】

・台湾や韓国、中国、イスラエルなど海外とのやり取りがあり非常にグローバルである。
・ただ機器を売っているだけではなく、オフィス環境や課題に合わせた企画提案力、ソリューション提案力がある。
・顔認証や感情把握システムを利用しメンタルヘルス分野への進出や混雑度チェックや在庫管理システムを利用したマーケティングといった広がりのある技術や製品を持っている。

【アプローチ】

人間のように温かい心をもって見る力と人間には成し得ない緻密なことを見る力を兼ね備えた、今までにない「目力」を持った会社であることを『社会にもっと「目力」を。』というコピーで表現。目の中にある光彩をイメージしたキービジュアルと共に提案した。

セキリュティというラベリングを外し、「目力」をキーワードに自社の持つ優れた技術や製品があらゆる分野へ進出できる可能性があることを、WEBサイトやパンフレット、説明会のトーク内に盛り込んだ。
ブランディング実施後、革命的に採用状況が変化。説明会での学生たちの反応が明らかに変わり、自分ならば「目力」をどう活かせるだろうとそれぞれが自分事に落とし込み、活発な意見交換ができるように。内定辞退率も劇的に下がり、求めるスキルを持つ学生を安定的に採用できるまでになった。

「外の目」と「肌で感じた情報」の重要性

両社の事例に共通して言えることは、自社を俯瞰して見ることの大切さ。
会社の中にいると当たり前になってしまっていることや埋もれてしまって気づかないこと、その中にこそその会社の価値や魅力が眠っていることが大いにあります。外から見るからこそ発見できる価値、それを磨いて輝かせるのが私たちブランディングデザイン会社の役目です。

また本質的な価値を見出すためには、綿密な取材や実際に現場に足を運び、肌で感じる情報も同じくらい大切です。
電話やオンライン会議だけでは分からない、その会社の雰囲気や社員の働きぶり、経営陣や社員たちの会社に対する思いなどを時にはワークショップを行いながら時間をかけて感じ取ります。そこで感じ取った生の情報を「ことば」や「デザイン」に落とし込むことで、そのメッセージにはより説得力や愛着が生まれるのです。

今後ブランディングデザイン会社に依頼を検討されている皆さまは、その会社の取材力や話に耳を傾ける姿勢などをぜひよく見ていただきたいと思います。

講師紹介

株式会社デザインエイエム
代表取締役 溝田 明(みぞた あきら)

高知大学教育学部(デザイン専攻)を卒業後、 デザイン制作会社を経て1998年独立。
2000年 株式会社デザインエイエムを設立。

株式会社カラビナ
代表 戸部 二実(とべ ふみ)

中央大学戦略経営研究科卒、経営学修士。
(株)リクルートにて、新卒採用ブランディングを経験したのち、2000年独立。
コピーライター、クリエィティブディクターとして活動。
2012年に株式会社カラビナ設立。

「経営をより良くするクリエィティブ」「戦略コンサルトと異なるしなやかな視点から企業の未来にクリエィティブを」の理念で、さまざまな企業のブランディング・コンサルティングに関わる。

官公庁はじめすべての業種、大手、中小、ベンチャー企業など多岐に及ぶ企業に関わる中で、多彩な経営課題を把握し、その強みを見出すことを得意とする。

株式会社カラビナ WEBサイト
https://carab.jp/

デザインエイエムでできること

今回のような共同セミナーのほか、今後も経営者やその他会社の運営に携わる方々へ向けて、定期的にブランディングについて分かりやすく解説するセミナーを開催してまいります。
また出張講師や出張授業なども承っておりますので、ご相談事がございましたら下記お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

▼デザインエイエム お問い合わせフォーム
https://designam.co.jp/contact
▼最新のセミナー情報についてはこちらから
https://designam.peatix.com

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【Texted by】
MEI SAKATA

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