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第13回【直す】修正はファンを増やすチャンス

2025/07/03

こちらの特集では、
弊社代表の溝田 明による著書『本質を一瞬で伝える技術』を
一部抜粋し、そのノウハウをご紹介してまいります。

見えにくい本質をつかみ、
一瞬で伝わりやすく表現することを生業としてきた
デザインエイエムだからこそ、お伝えできることがあります。

ぜひ本質を見抜き、一瞬で伝える思考法のヒントにしていただき、
皆さまのビジネスにお役立てください。

Chapter6 直す
Lecture26 修正はファンを増やすチャンス

<POINT>
形になったからこそ、より具体的にシミュレーションができる。実際にモノが使われる現場に行って、検証の実験をしてみよう。きっと思わぬ発見があるはずだ。

「リセットする勇気」を持て

「どうもしっくりこないね」。
完成まであと一歩のところで、そんな意見が出てくることはまったくゼロではありません。
自分と相手、互いにモヤモヤしている。そんなときは、白紙に戻してやり直すこともあります。
徐々に軌道を修正するより、根本から見直したほうが早いことが多いのです。
そこまでの作業時間に1週間もかかっていたとしたら、到底受け入れることができないかもしれない。1か月、1年だったりすればもってのほかです。でも、そこまでの作業に1週間かかったからといって、根本に立ち戻ったときに完成までまた1週間かかって、産みの苦しみを味わうのかというと、案外そうではない。そこまでに考えてきた思考のルートやコツがすでにわかっているので、ロゴなどの場合もハマるデザインがすっとできたりします。
とはいえ、やっぱり緊張しますよね。時間は間に合うのか。報酬は作業時間に見合うのか。「前より悪くなった」なんて言われたらどうしよう。いろんな不安が胸をよぎります。そんなときは、ぜひ7Cの「吟味する」に立ち返りましょう。悪くなることなどあり得ません。正しく手をかければ、ちゃんとよくなるはずですから、心配しないでください。

著:溝田 明『本質を一瞬で伝える技術』 P.185〜P.186

根本的に方向性が違っている場合は90%の完成度のものをツメていくよりも、 一度土台から壊して方向性を修正し、そこから100%までツメる方が早い…
デザインにおいても往々にしてあることですね。
企画書や資料の作成などにも活かせるのではないでしょうか。

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