中小企業 仕事のヒント「第11回 ネーミングについて考えてみる」
2021/06/04
今回は、ネーミングについてです。
ネーミングとは名前をつけること(命名)です。
たくさんの商品や情報があふれている現在、覚えやすく印象に残るネーミングは重要です。
当社ではロゴの依頼を受ける際に、ネーミングも同時にご相談いただくことがたびたびあります。
ネーミングは専門的な知識と経験が必要になるため、ネーミングクリエイターと組んでお仕事をしていますが、素晴らしい発想力にいつも刺激を受けています。
まずは基礎となる要素定義をまとめ、その後発想をどんどんと広げていくんですよね。
短いキーワードの中に意味を込めるので、専門知識が必要ですが自社でできないこともないと思います。
まずはネーミングひとつにも、こだわりを持って考えているかチェックすることが大切だと思います。
とくに、B to C(一般消費者の取引)においては、わかりやすさや覚えてもらいやすさがポイントです。
いくつか事例をご紹介しましょう。まずは当社が担当した事例です。
ペット専門の不動産屋 &PET
ペットも人も幸せな住まいづくりをコンセプトに、
ペット専門のリノベーションマンションをプロデュースしています。
一見してこの不動産屋さんの特長が分かるようなネーミング、ロゴです。
一般的な例
・Suica(スイカ)
スイスイ行けるICカード
・セノビック(背伸び×BIG)
子供の身長を伸ばしたい、低身長をどうにかしたい悩みにこたえる成長サポートサプリ
・のどぬ~るスプレー(喉に塗る)
どれも身近な商品ですね。
ネーミングの際のポイントは、
1. 商品の特性を理解する
2. 一番叫びたいことは何だろう?
3. キーワード出し
身近な検索エンジンなどでヒントを拾えそうです。
また具体的なネーミングが決まったら、すでに使われていないか商標審査を忘れずにしてください。
特許庁のデータベースでご自身で行うか、弁理士さんに依頼すると確実です。
【Texted by】
ATSUKO MURAKAMI( director )
日本大学通信教育学部 商学部卒業。
現在の研究テーマは「中小企業論」「ブランディング戦略論」、「組織論」中央大学ビジネススクール(CBS)履修中。
本メディアは、デザインが経営課題を解決する手段であることを経営者の方へ広く知っていただきたいという思いのもと、情報発信を行っています。
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