経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE

中小企業 仕事のヒント「第2回 会社の強みを再チェックしてみる」

2021/03/25

あなたの会社の「強み」について考えてみましょう。
既に事業を行っている方であれば
「そんなこと当然わかっているよ~」という声が聞こえてきそうです。

でもこの「強み」も定期的(1年に一度くらいでしょうか)にチェックしてみることが大切です。
なぜならば以前は強みだと思っていたことが、
数年たった今は当たり前になっていることが多々あるからです。
そしてこの「強み」の最大の落とし穴は、自分の会社のことはなかなか客観的に気づけない点です。

例えば、生まれた時から美味しい空気と大自然が当たり前にあれば、
それはこのお店の強みだとは感じません。
でも都会から休暇を利用して来た人々にとっては、
大きな魅力のひとつですね。

だからもし分からなくなってしまったら
ちょっと距離のある人に質問してみると良いと思います。
そして「強み」は、その業界の中でも「特別」というものを洗い出します。

例えば、弊社であればデザイン会社の中でも、
ロゴテザインが得意、クライアントさんと直取引が多い(制作会社は広告代理店からのお仕事の依頼が多い)、ロゴの他、WEBサイト、紙媒体などの制作経験が豊富、ブランディング戦略が立てられるなど。

その他にも参考事例をご紹介します~。

■事例1
株式会社パートナーズ https://www.babyandme.jp/
弊社のお客さまでサプリメントを製造販売、
中でも「お子さんを望まれるカップルの医療機関用サプリメント」を販売されている会社があります。

強みをあげてみると「不妊医療に特化」、「医療と連携したエビデンス」、「不妊に関する豊富な知識」、「産婦人科医とのコネクション」、「ユーザーさんへの真摯な対応」、「ネット販売」など。
まだまだ他も上げられそうです。

しかし、株式会社パートナーズさまも以前は、これらの強みを効果的に表現することが出来ていませんでした。
ドラッグストアで手軽に購入できるサプリメントとの差別化が出来ておらず、不妊医療以外のサプリメントも取り扱いがあったため、強みのインパクトが薄れていたと言えます。
自社の強みを分析し、ふさわしい表現に変えていくことで、強みをさらに磨いていくことが出来たのです。

リニューアル前のパッケージ
リニューアル後のパッケージ

■事例2
foundry ファウンドリー http://plaisir-inc.co.jp/
最近私が好きなパティスリーさんのひとつでfoundry(ファウンドリー)というお店があります。
ケーキを販売しているお店はたくさんありますがそんな中でここ数年人気のケーキ屋さんです。

「おいしいものを、1番おいしい時期に」の想いから生まれたパティスリー。いわゆるケーキ屋さんです。
通常、ケーキ屋さんにはたくさんの種類のケーキが並んでいますが、
こちらは主に旬のフルーツを利用したケーキのみ。

このパティスリーブランドの強みは、
旬のフルーツに限定、商品力、腕の良いパテシエ、契約農家さんがある、絶対的なセンス(ビジュアル的にもかわいい)などなど…

例えば…
ケーキの王道「かおりの&あまおう W苺ショートケーキ」だったり
季節が変われば「静岡県産クラウンメロンと阿寒酪農家のショートケーキ」、
またある時は、ジューシーなモモがたっぷり「桃と紅茶のタルト」
私が購入したのは4月終わりの時期の、「愛媛県中島産せとかとヘーゼルナッツカカオタルト」(上写真)。
せとかが甘くてジューシーでチョコレートとの相性もよく絶品でした。

東京だと池袋西武、新宿ならば高島屋など全国12店舗で購入することができます。
(残念ながら現在は大阪と都内近郊のようです…)

参考:株式会社プレジィール Webサイトより

いかがでしょうか。
ご自分の会社の「強み」を見直してみると同時に、
他の会社やお店などでも客観的に強みを
探す練習してみると別の筋肉が鍛えられそうですね。
ぜひやってみてくださいね!

【Texted by】

ATSUKO MURAKAMI( director )

日本大学通信教育学部 商学部卒業。
現在の研究テーマは「中小企業論」「ブランディング戦略論」、「組織論」中央大学ビジネススクール(CBS)履修中。

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