経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE

ロゴのコンペを開催し、複数社に提案してもらいたいと思っていますが有効でしょうか?

2021/11/17

当社へのお問い合わせでも同様のご質問をいただくことがあります。

まずはデザインを見たい、たくさんの案から選びたい…などご希望はあると思いますが、コンペについての考え方や方針は制作会社によってさまざま。
開催される際に注意したい、いくつかの条件もあわせてご紹介いたします。

コンペについての考え方はさまざまあると思いますが、条件によっては有効だと考えます。

当社の考えとしては、制作会社を1社に決めて進めていくのをおすすめしています。

それは、ロゴは見た目だけで決めるものではないからです。
ロゴには6つの役割があり、その1つに、会社のビジョンや理念(スローガン)、経営方針をカタチとして落とし込み、「見える化」する役割があります。
そのためには、まず貴社を知ることから始め、ビジョンなどが表現されているのかを協議し、作り上げていく時間や過程が必要となるのです。

具体的なデザイン案を見てみないとわからないという気持ちもわかります。
しかし一方的なデザイン提案では、その案の表面的な部分だけで判断することになってしまうかと思います。

1つの制作会社に決めて進めていく方が、最終的には納得がいくロゴが出来上がると考えています。

制作会社選定のポイント
(1)過去実績のテイスト感が合うか
(2)価格感が一致するか
(3)意見を伝えやすく臨機応変に対応して一緒に作り上げてくれるか
などを確認するとよいと思います。

ただ、一概にコンペ方式を否定するわけではありません。
以下のような条件であれば、有効だと考えています。

(1)きちんとしたオリエンテーションを実施する

(2)正確な情報提供を行う

・今回のロゴリニューアル(制作)背景
・貴社の情報(理念、業務内容、中長期目標、対象顧客、沿革社名の由来など)
・現在の課題
・提案に期待すること
・ロゴに対するイメージを伝える(キーワードなどでもOK)

(3)参加企業に対してコンペフィーを支払う

コンペに参加する企業は、時間とクリエイティブ能力を貴社に提供しています。
提案のために下調べ、アイディアを考え、形にしていきます。また、プレゼンの準備にもかなり時間を割いています。それに対して、一定のコンペフィーを支払うのは当然だと思います。

(4)参加企業は厳選し、最大5社以内とする

(5)知見をもった方に審査員に入ってもらう

よくあるのは提案してもらったが、たくさんありすぎてどのような観点で最終決定したらいいのかわからない といったご意見です。
そうなってはせっかくの提案も台無しになってしまいます。 そのためにも専門家やリーダーを決めて進めていかれることをおすすめします。

【Texted by】
ATSUKO MURAKAMI( producer )

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