経営を強くするためのDESIGNAM MAGAZINE

第01回 【よく見る】「なんとなく」。このフワッとした気持ちを突き詰めろ

2021/03/26

「本質を一瞬で伝える」とはどういうことか。

現在、世の中には本質を見抜くための技を伝授する書籍はたくさんあり、
様々な考え方や方法が紹介されていると思います。
しかし、見えにくい本質をつかみ、一瞬で伝わりやすく表現することを生業としてきた
デザインエイエムだからこそ、お伝えできることがあります。

そこで今回から全15回にわたり、弊社代表の溝田 明による著書
『本質を一瞬で伝える技術』を一部抜粋し、そのノウハウをご紹介してまいります。

ぜひ本質を見抜き、一瞬で伝える思考法のヒントにしていただき、
皆さまのビジネスにお役立てください。

Chapter1 よく見る
Lecture03 「なんとなく」。このフワッとした気持ちを突き詰めろ

<POINT>
「なんとなく」という感覚的な言葉の中にも本質を読み解くカギがある。気持ちや願望もじっくり観察することで、想いの強さが見えてくる。

仕事は誰かの「願い」から始まる

仕事の現場でも、

「なんとなくこれがいい」
「うまく言えないけど、こうしたい」

こういう言葉を聞くことがあります。
そんなときも、「それはなぜ?」と聞き、突き詰めていくことで、理由や願いが明確な言葉になり始めます。

仕事は、誰かの「〇〇したい」という願いから始まります。

それは、クライアントの「企業イメージをアップしたい」だったり、上司の「商品開発のアイデアを出してくれ」だったり、同僚の「イベントの企画書づくり手伝って!」だったりします。
「なんとなく」ほどフワフワはしていませんが、「〇〇したい」という気持ちという意味では「ラーメンが食べたい」と同じなのです。
クライアントの願望に、「なぜ?」をぶつけることで、「安心して私たちの食品を口にしてほしいから」「使ってほしいから」など、「志」や「想い」に関する言葉もきっと出てくるはずです。

この「想い」の強さこそ、本質を見抜くときに注目すべき点なのです。

著:溝田 明『本質を一瞬で伝える技術』 P.33〜P.35

皆様いかがでしょうか。
「なんとなく」という気持ちについて自分で考えるだけでは、
つい大したことがないのではと軽んじてしまいますよね。

しかし、私たちはその「なんとなく」に対して常に真摯に向き合い、
きちんと整理をし、徐々に理由をはっきりとさせていきます。
そして最終的にはそれがずっと求めていたものだったということに気づくことできるのです。

これは決してデザインの世界だけでなく、様々な業界の仕事にも実践できるものではないでしょうか。

今回取り上げたチャプターの全文や、
その他の内容につきましては、ぜひ書籍をご覧ください。

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