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第7回:広告として成功するブランディング

こんにちは、デザイナー安武です。
世の中の状況はいろいろと変わったり、まだまだ馴染めないことも多くありますが、ようやく入学式を迎えられ、晴れてピカピカの一年生となった我が家の息子。新入生が校歌を歌える入学式というのは、なかなかあることではなく貴重なことでした。何にせよたった3ヶ月前の先が見えない日々からすれば、晴れ晴れとした気分です。

キャッチコピー

さて、今回はキャッチコピーについて。

あなたは好きなキャッチコピーありますか?

私はキャッチコピーがすきです。
答えになってないような答えですが、好きなコピーって何かと言えば、あれもこれも好きで整理できないのです。
強いて言えば、コピーライター岩崎俊一さんのコピーが好きです。

短い言葉で、はっとさせられ、記憶に残る。
そんなコピーがあれば、広告としては影響力を持って、世の中へ発信することに成功するでしょう。
ブランディングでも、キャッチコピーは大事な役割を持っています。

誰に向けて、何を伝えるのか、何に気がついて欲しいのか。
「受け取る人が感じること」を伝える言葉がコピーなのかと思います。

よくありがちなのは、伝えたいことを伝えるコピー。
間違いでは無いけれど、言いたいことだけ言っている人は、周りの人が離れていきます。
どんなに素晴らしい商品も、その商品が作られる過程が価値なのではなく、商品が使われて価値が生まれるのだと、心に留めておきたいと思っています。

岩崎俊一さんが「料理は作る人のものじゃなく、食べる人のもの」と言われていたのが印象的です。
コピーもデザインも商品もブランドも、作る人のものじゃなく、見る人・聞く人・使う人・得る人のものでありたい。
そして、それらを作る人の支えになるようなものでありたいと、思うのです。

あなたのキャッチコピーはありますか?

「世の中を変えていきたい」

100年の歴史をもつ、地元に根付いた建設企業のコピー。
柔軟な発想力でスタートアップのIT会社のコピー。
独自の目利きで他にはない商品を揃えるお茶店のコピー。

どれもまったく違う業種であるのに、そのコピーでは分からない、という例。
こうしたらどうでしょうか。

「世の中を変えていきたい、この土地を見つめた歴史の上に」

「アイデアひとつで、世の中を変えていきたい、」

「毎日同じお茶を飲む世の中を、変えていきたい」

ちょっとだけ、楽しくなってきませんか?
こんなふうに考えていくと、コピーは楽しく、難しく、あらためて自分達のアイデンティティを考えるきっかけとなります。

そして何よりも、コピーとは、誰でも作れるのに、プロがいるという世界。
やっぱりプロが考えたものは違います。
それは前述の、「受け取る人が感じること」を伝えるということと、自分達のアイデンティティ(らしさ)を、どんな言葉で紡いでいくのかがプロなりに確立されているからだと思うのです。

ブランディングデザインをするに当たっては、こういった言葉のプロをパートナーに、私たちも一緒に考えます。


たった一言で、心に残り、読んだ人に問いかける。
読むのは、ユーザーであり、クライアントであり、スタッフであり、自分である。
その読み手がそれぞれに想う答えが、ブランドアイデンティティとイコールになるような仕事をしていきたいです。

2020年6月30日 | スタッフ:,  

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